ブログ
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習慣流産とフェリチン
繰り返す流産のリスク因子は、凝固異常、子宮形態異常、内分泌異常、染色体異常などがありますが、その1つに血清フェリチン値が関係しているのではないかという研究報告があります。闇雲に「鉄を摂れ!」というのは問題ですが、きちんと検査をした上で、数値の改善をすることは良い結果につなげる1つの方法かもしれません。 -
胎教
妊娠中の胎教はもともとは「儒教」が発端で現在の「胎教」の考え方にも受け継がれている面が多分にあります。悪いものを見ない、悪いものを聞かない、悪いものを言わない、つまり、良いものを見る、良いものを聞く、良い言葉を紡ぐことが良いと言われています。これは妊娠中だけでなく、妊活にもよい環境づくりになります。 -
食欲が抑えられない
食べても食べてもお腹が空く、満足感がない・・・という場合は中医学では胃に熱が滞る「胃熱」かもしれません。こんなときはまず、食生活を見直し、熱を取る食べ物を意識してとるようにしましょう。それでもだめなら漢方を。 -
感情が引き起こす症状
中医学では感情を喜、怒、憂、 思、悲、恐、驚の7種類に分け正常な精神活動としますが、これらが過ぎると臓器の生理機能に影響して疾病が引き起こされると考えています。何事も「過ぎる」と問題です。感情穏やかに過ごすことも健康には重要です。 -
春は血虚に注意
中医学的には、春は冬から目覚めて、活動のために「血」がたくさん必要になる時期です。そのため春は「血虚」に注意です。血虚になると、動悸。不眠、冷え、月経失調、不安、不眠、爪の割れ、乾燥肌などが見られます。春は過ごしやすい季節でありながら不調が起きやすい「未病」の季節ですので、しっかりと「血」のケアをしましょう。 -
月の満ち欠けと睡眠
こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。 中医学では、人の体は月の影響を受けると考えます。 ・新月 → 満月は体のエネルギーが充実する時期で、体調も良くなります。 ・満月の頃はエネルギーがピークに達し活動性も高まる時期です。 ... -
凍結融解胚移植 〜自然周期かホルモン補充周期か
凍結した胚を融解して移植するするためには内膜の状態が着床できる状態になっていることが大切です。凍結融解胚移植のための内膜調整には自然周期かホルモン補充周期がありますが最近は「自然周期」優位の報告が増えています。妊娠率には大きな違いが内容ですが、流産率などに違いが見られるようです。 -
人工授精、排卵「前」と「後」
人工授精のためには排卵のタイミングを正確に知ることは重要ですが、時々病院での人工授精で、排卵後に行うケースがあり大丈夫か心配になることがあるようです。なかなかはっきりさせるための報告が今まではありませんでしたが、人工授精の排卵の「前」と「後」では妊娠率には差がなかったとする報告が最近ありました。 -
慢性子宮内膜炎の病態生理
妊活を妨げる慢性子宮内膜炎についていろいろなことがわかってきています。厄介な病態ですが、検査で慢性子宮内膜炎かどうかわかりますし、治療も可能です。漢方でも体質、体調に合わせた処方を元に、西洋医学的な病態生理も参考にしながら対策を行なっています。 -
妊娠率
病院が公表する数字は気になるとは思いますが、数字の意味を理解するのは難しく、どの様な方が利用しているかでも意味は変わってきます。妊活で重要なのは自分にあった方法を考えてくれるかどうかです。病院探しで悩まれている方の相談もお受けしています。何を基準にどの様に病院を選んだら良いかお悩みの際はご相談ください。