AMHと卵の質

amh(相模原タナココ漢方鍼灸接骨)

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

今日は、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の値が低くても漢方でなんとかなるかもしれない…というお話です。

 

抗ミュラー管ホルモン(AMH)は卵巣予備能(どのくらい卵子が残っているか)の指標になるとされており、不妊治療で受診した際、検査項目に入っていることが多い項目です。

 

妊活相談では、AMHの値が低くうなだれて漢方相談に来られる方がいらっしゃいます。

 

確かに、一部の報告では、AMHと卵の質の関係をうかがわせる報告があったりしますが、まだ確定的な認識には至っていません。

 

日本の不妊治療においては「AMHは卵の質とは関係ないというスタンスを取っており、日本産科婦人科学会 平成27~28年度生殖・内分泌委員会 生殖医療リスクマネージメント小委員会の報告では、AMH測定に際して留意すべき事項として上記の内容を含む次の4項目を挙げています。

1 AMHは卵子の質とは関連しない

2 AMHの測定値は個人差が大きく、若年女性でも低い場合や高齢女性でも高い場合があり、測定値からいわゆる「卵巣年齢」の推定はできない

3 測定値と妊娠する可能性とは直接的な関連はなく、測定値から「妊娠できる可能性」を判定するのは不適切と考えられる。

4 測定値が低い場合でも「閉経が早い」という断定はできない

 

また、AMHは時々「高すぎる」場合がありますが、高ければ良いというものでもなく、高すぎる場合は「多嚢胞性卵巣症候群」の可能性もあるため注意が必要です。

 

西洋医学では低いAMHへの対策はほとんどありませんが、中医学ではAMHの改善に効果が期待できる煎じ薬の処方があります。この処方は、もともと持っている卵の数を増やすものではありませんが、発育過程にある卵胞を増やすよう(反応性の改善)に働きかける処方です。

妊活相談ではこの処方が活躍しています。

卵胞の反応性を高めることができれば、質の良い卵の発育の可能性も高まりますし、また同時に卵の質を落とさないように処方を調整することもできます。

体調、体質を整えて妊娠しやすい体づくりをするために、漢方を使用するメリットはとても大きいものになります。

 

妊活での漢方の有用性については様々な報告がありますが、特にAMHが低い方は積極的に使っていただければと思います。特に卵胞を活性化させる漢方の煎じ処方は特におすすめです。

妊活がなかなかうまくいかない場合は一度ご相談ください。

 

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<AMHの参考値>

年齢(歳)

AMH 中央値(ng/mL)

≦274.69
284.27
294.14
304.02
313.85
323.54
333.32
343.14
352.62
362.50
372.27
381.90
391.80
401.47
411.30
421.00
430.72
440.66
450.41
46≦0.30
全群2.36

 

※ JISART(日本生殖補助医療標準化機関)各施設に通院する不妊症患者で当該試薬を用いて測定した16,526例のうち、多嚢胞性卵巣(PCO)(939例)および早期卵巣不全(POI)(42例)と 診断された症例を除外した後の、女性15,545例のAMH測定値の年齢別分布(中央値)をノンパラメトリック法により求めました。 (JISART多施設共同研究での国内検討データ)(試薬添付文書より)

 

 

 

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