温水洗浄便座

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

今日は「温水洗浄便座」、いわゆる「ウォッシュレット」、「シャワートイレ」が引き起こすある「問題」についてです。

 

「ウォッシュレット」は TOTO、「シャワートイレ」はLIXILの商標ですが、これらは普通名称化するほど一般化していますが、この「温水洗浄便座」の普及率が上昇するに伴いある「問題」が増えてきているようです。

 

「温水洗浄便座」ですが、日本で初めて発売されたのは1964年だそうです。そしてその普及率は2013年内閣府調べによると76%まで増えています。現在はもう少し増えていると思われます。

 

日本の日常生活になくてはならないものになりつつあります。

 

さて、この「温水洗浄便座」の使用時にちょっとしたトラブルに巻き込まれることがあります。経験がある方も多いと思いますが、水圧が「強」になっているのに気づかず使用してしまうことです。

度々あるこのトラブルですが、「度々」あるということはいたずらではなければ「強」で使用している人が多いのかもしれません。

 

排便後に洗浄することで肛門周囲や手指の衛生が保たれるなどのメリットがあるため、広く普及した「温水洗浄便座」ですが、一方、肛囲皮膚炎などの原因になることがあるアンケート調査で報告されています。

 

75回日本大腸肛門病学会の一般口演「温水洗浄便座使用状況と肛門疾患の関連についての考察」において特に「温水洗浄便座」を使用している人において、肛門瘙痒症、肛門痛、便失禁、肛囲皮膚炎の割合が高い傾向があることが報告されました。

 

清潔にしようとするあまり、次第に水圧が高まり、洗浄時間も長くなってしまう傾向にある様です。

 

また、その口演の考察において、「洗浄便座を日常的使用している患者では掻痒や便もれといった症状を訴える割合が比較的高く、一部の肛門疾患の増悪の要因となる可能性が示唆され、正しい使用方法の指導が必要と考えられた。」としています。

 

確かに温水で洗浄することにより血流の改善がされたという報告が過去にはありますが、だからと言って使いすぎるとトラブルを引き起こしてしまいますので注意が必要です。

特に「強」で使用している方は注意しましょう。

 

ちなみに、「温水洗浄便座」の使用時間は、10〜20秒が目安だそうです。

 

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