肩関節周囲炎(五十肩)とは──
病期ごとの理解と、体質から支えるアプローチ
腕が上がらない。夜、痛みで目が覚める。服の着替えや髪を洗う動作がつらい。そのような状態が続いている方に向けて、五十肩の診断の考え方、経過、現在の治療とその限界を、研究論文にもとづいて整理しました。
五十肩は、時間がかかることのある病気です。だからこそ、病期に合わせた対応を早くから始め、日常の動作を取り戻すところまで支えたいと考えています。医療的な治療を土台に、漢方・鍼灸で、肩と全身の状態を整えるお手伝いをします。
最終更新日:2026年11月3日
肩関節周囲炎(五十肩)の理解と体質へのアプローチ
肩関節周囲炎(五十肩)とは何か
肩関節周囲炎(五十肩)は、中高年に多く、肩の痛みと、腕を動かせる範囲(可動域)の制限が続く状態の総称です。40代で起こると「四十肩」、50代では「五十肩」と呼ばれますが、病態は同じです。一般人口の2〜5%に生じるとされ、40〜60代に多く、女性にやや多い傾向があります。
医学的には、「五十肩」は診断名というより症候群の呼び名で、医師によって肩関節周囲炎・肩関節拘縮・凍結肩・癒着性関節包炎などの名称が使われます。日本肩関節学会の用語統一では、臨床的に拘縮(関節が硬くなること)があるものを「拘縮肩」と総称し、そのうち原因が明らかでない特発性のものを「凍結肩」とします。凍結肩は、肩関節を包む関節包に炎症が起こり、のちに厚く硬くなる(線維化)ことで、動きが制限される病態です。
①痛みが強い時期、動かしにくい時期、回復していく時期の順に経過することが多い。 ②経過は1〜3年が目安だが個人差が大きく、症状が残る方もいる。 ③糖尿病や甲状腺疾患のある方は発症しやすい。 ④腱板断裂など別の病気が隠れていることがあるため、まず整形外科で診断を受ける。 ⑤治療は病期に応じた段階的な対応が基本で、確立した単一の根治的治療はまだない。 ⑥中医学では、肩の局所だけでなく、冷え・水の滞り・血流・加齢による体質の変化を含めて捉え、漢方・鍼灸で医療的な治療を支える。
診断の考え方と鑑別
肩関節周囲炎には、国際的に統一された診断基準はまだ確立の途上にあります。実際の診療では、問診、可動域の診察、画像検査による他の病気の除外が中心です。次の表は、主な定義・合意研究の内容です。
診断の根拠となる所見
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 臨床的な定義 | 肩の痛みがあり、自分で動かしたとき(自動)も他人が動かしたとき(他動)も動きが徐々に制限され、肩関節のX線で骨の異常が目立たない状態として整理されています(Challoumas 2020)。米国肩肘外科学会の会員190名への調査(Zuckerman 2011)では、定義案に82%、一次性・二次性の分類に85%が賛同しました。 |
| 特徴的な診察所見 | 他動での外旋(腕を外にひねる動き)、挙上、内旋(手を背中に回す動き)の制限。英国の大規模試験UK FROST(Rangan 2020、Lancet)は、他動外旋が健側の半分以下に制限された方を対象にしました(試験の参加基準であり、診断基準そのものではありません)。 |
| 原因による分類 | 原因が明らかでない「一次性(特発性)」と、糖尿病・甲状腺疾患・外傷や手術後などに伴う「二次性」に分けられます。 |
| 専門家の合意 | 2025年の国際デルファイ研究(Salamh 2025、専門家14名・3回の調査、101項目で合意)では、糖尿病・外傷・肩関節鏡視下手術・甲状腺疾患・長期の固定などが病因・危険因子として挙げられました。 |
| 画像検査 | X線で骨の異常(変形性関節症や骨折)を除外します。超音波やMRIは、腱板断裂の確認や関節包の評価に、必要に応じて用いられます。 |
鑑別が必要な病気
- 腱板断裂(腕が上がらない、力が入りにくい)
- 石灰沈着性腱板炎(突然の激しい痛み)
- 変形性肩関節症、肩峰下インピンジメント症候群
- 頸椎症(首からのしびれや痛みが肩・腕に広がる)
- 内臓(心臓・肺など)に由来する肩の痛み
外傷のあとに急に痛みが出た、安静時や夜間の痛みが強い、発熱がある、しびれや脱力を伴う、胸の痛みや息苦しさを伴う、痛みが続いて改善しない場合は、まず医療機関で診断を受けてください。
症状と経過:3つの病期
凍結肩の経過は、症状にもとづき3つの病期に分けられます。ただし病期は明確に分かれるものではなく、痛みと拘縮が長く共存することもあります。
炎症期
痛みが主な時期です。動かしたときだけでなく、安静時や夜間にも痛み、寝返りで目が覚めることがあります。痛みをかばって動かさなくなり、可動域が少しずつ狭くなります。
拘縮期
痛みはやや落ち着きますが、肩が固まったように動かしにくくなります。髪を洗う、上着を着る、背中に手を回す、高い所の物を取る動作が難しくなります。
回復期
動かせる範囲が、少しずつ広がっていく時期です。回復の速さには個人差があり、動きや痛みが残る方もいます。
自然経過に関する研究
経過の長さは個人差が大きく、1〜3年で機能が回復する方が多いとされます。一方、研究結果は分かれています。Vastamäkiら(2012、Clin Orthop Relat Res)は、無治療で経過をみた方の94%で可動域が健側と同程度に戻ったと報告しました。Handら(2008)は、平均4.4年の経過観察で約4割に何らかの症状が残ったと報告しています。Wongら(2017、Physiotherapy)の系統的レビューは、無治療で完全に回復するという通説を支える根拠は乏しく、改善の多くは早い時期に起こると結論づけています。
これらを踏まえると、「時間が解決するまで待つ」だけでなく、痛みをやわらげ、動きを保つための対応を早い時期から始める意義があると考えられます。
有病率とリスク
五十肩は、中高年によくみられる肩の病気です。糖尿病との関連が、特によく研究されています。
| 対象・指標 | 数値の目安 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 一般人口 | 約2〜5% | 40〜60代に多く、女性にやや多い(Cho 2018、Ji 2025) |
| 糖尿病のある方 | 約13.4% | 非糖尿病の方の約5倍。13件の研究を統合したメタ解析(Zreik 2016) |
| 五十肩で受診した方 | 約30%に糖尿病 | 五十肩の診断時に、糖尿病のスクリーニングが勧められています(Zreik 2016) |
| 糖尿病が先にある場合 | オッズ比3.69 | 症例対照研究6件・5,388人の解析(Dyer 2023、BMJ Open)。測定されていない要因の影響が残る点が限界です |
| その他の関連 | — | 甲状腺疾患、外傷や手術後の長期固定、肩関節鏡視下手術後など(Salamh 2025) |
国内の専門医の解説では、約2割の方が両側に発症するとされています。
発症のメカニズム
発症の仕組みは、まだ完全には解明されていません。多くの研究が、「はじめに炎症が起こり、のちに線維化が進む」という流れを示しています。
1)関節包の炎症
肩関節を包む関節包と滑膜に、免疫細胞が集まり、IL-1β・IL-6・TNF-αなどの炎症性サイトカインが増えることが報告されています。この炎症が、痛みの強い炎症期に対応すると考えられています。48件の研究をまとめたスコーピングレビュー(Kraal 2020)でも、炎症と線維化の両方が中心的な病態とされています。
2)線維化と拘縮
TGF-β1などの成長因子の働きで、線維芽細胞が収縮する性質をもつ筋線維芽細胞に変化し、コラーゲンが過剰に蓄積します。組織を分解する酵素(MMP)とその阻害因子(TIMP)のバランスの乱れも関与します(Cho 2018、Modern Rheumatology 2023)。関節包が厚く硬くなることで、動きの制限が生じます。
3)全身の代謝・内分泌の状態
糖尿病・心血管疾患・甲状腺疾患などに伴う、慢性的な軽度の炎症が、発症しやすさに関わると考えられています(Kraal 2020)。糖尿病では、糖化(糖がたんぱく質に結びつく変化)が関節包の硬さに関わる可能性も指摘されています(Dyer 2023)。
4)最新の研究の方向
2026年に発表された総説(Liang & Liu、Frontiers in Immunology)は、マクロファージ(免疫細胞)が炎症から線維化への移行に重要な役割をもつと整理しています。炎症から線維化へと進む流れを止める治療法の開発が、今後の課題とされています。
現在の治療とその限界
確立された単一の標準治療はなく、病期に応じて、侵襲の少ない方法から段階的に選ばれます。韓国の専門医71名への調査(Cho 2020)では、患者教育(97.2%)、ストレッチ(97.2%)、消炎鎮痛薬(94.4%)、関節内ステロイド注射(76.1%)が妥当と、多くが回答しました。
主な治療
- 患者教育・活動指導:経過の見通しを共有し、痛みの出ない範囲で動かす。
- 薬物療法:消炎鎮痛薬(内服・外用)。
- 関節内注射:ステロイドやヒアルロン酸。関節に水分を注入して広げる水圧拡張(ハイドロダイレーション)も行われます。
- 運動療法・理学療法:ストレッチや可動域訓練。
- 授動術:全身麻酔下の徒手授動術、神経ブロック下で関節を動かすサイレント・マニピュレーションなど。
- 関節鏡視下関節包切離術:固くなった関節包を、内視鏡を用いて切離する手術。
研究が示していること
65件の研究(4,097名)を統合した解析(Challoumas 2020、JAMA Network Open)では、関節内ステロイド注射が、ほかの保存療法に比べて短期間(12週程度まで)に有益で、その差は約6か月まで続く可能性が示されました。発症から1年未満での早期使用で、より良い結果が出ています。また、自宅での運動や理学療法の併用で、中期の効果が上乗せされる可能性も示されています。
UK FROST試験(Rangan 2020、Lancet)は、503名を、①早期の理学療法+ステロイド注射、②全身麻酔下の徒手授動術、③関節鏡視下関節包切離術の3群に分けて比較しました。12か月後の肩の痛みと機能のスコア(Oxford Shoulder Score)の差は、事前に定めた臨床的に意味のある差に届かず、どの治療も明らかに優れるとは言えませんでした。重い有害事象は、切離術で8件、授動術で2件でした。
効果の持続:ステロイド注射の利点は、主に短期から中期に確認されています。
経過の長さ:回復まで年単位かかることがあり、夜間の痛みによる睡眠不足や、仕事・家事の制限が続きます。
糖尿病を合併する場合:治療に反応しにくいと考えられています(Rangan 2020)。
侵襲を伴う治療:授動術や手術は、費用とリスクを伴い、すべての方に適するわけではありません。
根本的な治療の未確立:原因がまだ完全には解明されておらず、根治を目指す治療は確立していません(Modern Rheumatology 2023)。
体質・全身状態への働きかけ:冷え、睡眠、疲れやすさ、血流など、肩以外の状態への対応は、保存療法では中心になりにくい部分です。
西洋医学 vs 中医学 アプローチ比較
両者は対立するものではありません。診断と医療的な治療を土台に、中医学の視点を加えることで、より広い範囲を支えることができます。
| 観点 | 西洋医学的アプローチ | 中医学的アプローチ |
|---|---|---|
| 病態の捉え方 | 関節包の炎症と線維化による拘縮として、画像・可動域・病期で評価する | 「肩痹(けんぴ)」として、冷え・湿・気血の滞り・加齢による体質の変化を総合的に把握する |
| 治療の目標 | 痛みの軽減と可動域の回復、病期に合わせた機能の維持 | 痛みと動きの改善に加え、睡眠・冷え・疲れやすさなど全身の状態を整える |
| 主な治療手段 | 消炎鎮痛薬・関節内注射・運動療法・授動術・関節鏡視下手術 | 弁証にもとづく漢方(二朮湯・疎経活血湯など)・鍼灸(肩周囲と遠隔のツボ)・温める施術 |
| 長所 | 診断基準と治療の根拠が整理されている・痛みが強い時期への対応力が高い | 体質面への働きかけ・薬物以外の選択肢・副作用が比較的少ない・医療的な治療と併用しやすい |
| 限界・課題 | 効果の持続性・経過が長い・侵襲を伴う治療のリスク | 試験の質は低〜中程度・個人差が大きい・漢方の大規模な比較試験は少ない |
中医学からの五十肩の病態分析
中医学では、五十肩は「肩痹(けんぴ)」「漏肩風(ろうけんぷう)」「肩凝(けんぎょう)」などの名で扱われてきました。風・寒・湿の邪(外からの影響)が入り込み、気血の巡りが滞って、「通じざれば則ち痛む」状態になると考えます。研究論文でも、鍼灸の対象としての五十肩は、痹証(風寒湿または気血の滞りによる)に属すると説明されています(Yang 2018)。
年齢との関わりも重視します。古典『黄帝内経』には、男性は56歳(七八)で肝気が衰え、筋の動きが低下すること、女性は49歳(七七)で任脈が虚して衰えが表れることが記されています。五十肩の好発年代と重なるため、肩の局所だけでなく、気・血・肝腎の状態を診ます。脈診・舌診・腹診・問診による総合的な分析(弁証)で、体質の傾向を把握します。
冷えや天候の変化で悪化し、温めると楽になる。肩が重だるい。疎経活血湯・桂枝加朮附湯・薏苡仁湯などが検討される。
むくみやすく、体が重い。肩関節の腫れぼったさや、水分の停滞を伴う。二朮湯が代表的な処方。
夜間に強い固定した痛み、肩こり、筋肉のこわばりがある。気血の巡りを促す疎経活血湯などが検討される。
高齢、病気が長引く、疲れやすい、筋肉が痩せるなど。拘縮が続く場合に、十全大補湯・八味地黄丸などで体を補う考え方がある。
二朮湯は、明代の1587年の医書『万病回春』に記載がある処方で、「上焦の湿痰が経絡を巡って腕の痛みを生じる」と説明されています。蒼朮・白朮・茯苓・陳皮・半夏・威霊仙などの12種類の生薬からなり、国内では、五十肩を効能とする医療用漢方製剤として知られます。水毒(体内の水分の偏り)がある体質で用いられ、効果の目安をみるまでに5日ほどかかるとされています。
漢方・鍼灸に関する研究報告の現状
鍼灸については、ランダム化比較試験(RCT)を集めた系統的レビューが複数あります。いずれも試験の質に課題があり、結果は慎重に読む必要があります。
鍼灸の系統的レビュー
- Ji 2025(Frontiers in Medicine):84件のRCT(7,125名)・17種類の鍼灸関連療法を比較するネットワークメタ解析。総合有効率や肩の機能(Constant-Murleyスコア)で、理学療法や西洋薬より良好な結果が報告されました。痛みの軽減は同程度で、有害事象は少なく軽度でした。エビデンスの確実性は低〜中程度とされています。
- Xu 2024(Pain Management Nursing):鍼灸と理学療法の併用を、理学療法単独と比べたメタ解析。併用で、痛みの軽減と有効率の改善が報告されました。
- Yang 2018(Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine):遠隔のツボ「条口(じょうこう)」への鍼を検討した19件のRCT(1,944名)のメタ解析。臨床有効率とConstant-Murleyスコアの改善、痛みの軽減が報告されましたが、多くの試験の質は低いとされました。
- Ben-Arie 2020(同誌):鍼灸は対照治療より有効という結果でしたが、試験間のばらつきが大きいと報告されています。
漢方
二朮湯をはじめ、五十肩に用いられる漢方は、古典の記載と臨床経験の蓄積があります。本稿の調査範囲では、五十肩に対する漢方の、質の高い大規模な比較試験は確認できませんでした。そのため、漢方は「確実に効く」と言い切るものではなく、体質に合うかを経過で確かめながら使う選択肢と位置づけています。
タナココにおける漢方・鍼灸のサポート
タナココは、五十肩の回復を、できるだけ早く、安全に進めたいと考えています。肩の状態、病期、冷えや睡眠、持病や服薬の状況を伺い、通院先の治療と並行できる形で、漢方と鍼灸を組み立てます。
二朮湯:むくみやすく、水分の偏りがある体質で、腕・肩の痛みがある場合に。
疎経活血湯(そけいかっけつとう):血の巡りを促し、冷えやしびれを伴う関節・筋肉の痛みに。夜間に痛みが強いタイプで検討します。
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう):冷えると悪化する関節の痛みに。附子を含むため、体質と量を慎重に見極めます。
薏苡仁湯(よくいにんとう):湿気や天候で悪化する、関節の腫れぼったさと痛みに。
葛根湯:首から肩にかけて、こわばりがあり、比較的体力のある方に。
弁証にもとづき、単独または組み合わせて用います。甘草を含む処方(偽アルドステロン症)や、麻黄を含む処方(血圧・動悸)などは、持病や服薬との相互作用を、薬剤師が確認します。
肩髃(けんぐう)・肩髎(けんりょう)・肩貞(けんてい):肩関節の周囲にあり、肩の痛みと動きの制限に最もよく用いられるツボ。
天宗(てんそう)・肩井(けんせい):肩甲骨まわりと肩上部の筋緊張に。
曲池(きょくち)・合谷(ごうこく)・外関(がいかん):腕の流れを整える遠隔のツボ。
条口(じょうこう):すねにあるツボ。中国で五十肩に広く用いられ、19件のRCTで検討されています(Yang 2018)。
足三里(あしさんり)・陽陵泉(ようりょうせん):気血を補い、筋の働きを助ける。疲れやすい体質や、拘縮が長引く場合に。
炎症期は、肩への刺激を控えめにし、遠隔のツボや温める施術を中心にします。拘縮期は、肩周囲の筋の緊張をゆるめ、温灸や運動を組み合わせて、動きを広げていきます。いずれも、痛みを確認しながら、無理のない強さで行います。
「夜、痛みで眠れない」「注射を受けたが、痛みが戻る」「動かすと痛いが、動かさないと固まりそうで不安」「糖尿病があり、長引くのが心配」——どのような状況でも、現状を伺うことから始めます。薬剤師・鍼灸師の資格を持つ担当者が、西洋医学と中医学の両面から、一人ひとりに合った提案をいたします。
よくある質問(FAQ)
五十肩は自然に治りますか?
四十肩と五十肩は違う病気ですか?
肩の痛みで、病院と鍼灸院のどちらに先に行くべきですか?
漢方・鍼灸は五十肩に有効ですか?
ステロイド注射や痛み止めと併用できますか?
痛いときは安静にするべきですか?動かすべきですか?
糖尿病があると長引きやすいですか?
鍼灸の副作用や、気をつける点はありますか?
改善までどれくらいかかりますか?
五十肩──「時間が経てば」で終わらせない選択肢があります
五十肩は、痛みの強い時期、動かしにくい時期、回復していく時期と、長い経過をたどる病気です。注射や薬、リハビリで痛みが落ち着いても、夜の眠りや、腕を上げる動作に不安が残る方は少なくありません。
漢方と鍼灸で、肩の筋肉の緊張、冷えや水分の滞り、血流、睡眠、疲れやすさといった、肩を取り巻く体の状態を整えます。研究では、鍼灸は理学療法などへの追加として有益である可能性が示されています。確実に効くと言い切れない部分も、正直にお伝えしたうえで、改善に向けてできることを一つずつ組み立てます。
通院先の診断と治療を大切にしながら、並行して進めます。痛みの強さ、眠れているか、どこまで腕が上がるかを、毎回一緒に確認し、その変化に合わせて内容を調整します。早く動きを取り戻したい、長引かせたくないというお気持ちに、最後まで向き合います。
まずは、現在の状態とお困りごとをお聞かせください。
