ブログ
-
帝王切開瘢痕症候群(CSS)
帝王切開術後、妊活しても二人目、三人目がなかなか授からない…。不正出血も増え、生理痛もつらくなってきている…。帝王切開切開をしたことがある方は、もしかすると手術の影響の可能性があるかもしれません。これらは帝王切開瘢痕症候群(CSS)と言わる疾患で不妊治療、妊活で問題になることがあります。 -
着床前診断
着床前診断は、体外受精で得られた胚盤胞から胎盤になる細胞の一部(5〜10個の細胞)を調べることで細胞の遺伝子や染色体に問題がないか調べ、問題ないと判断されれば、その胚を移植に用いることができます。 -
凍結融解胚移植と男女のBMI
妊活においては体重コントロールも合わせて重要であることが示されています。体の基礎を整える漢方や鍼灸と合わせて、日頃からの体重管理も合わせて行うことで着床・妊娠率を高められる可能性があります。 -
男性にもクロミフェン?
クロミフェンは不妊治療において良く使用される薬ですが、男性にも使用されることがあります。男性に使用するとアンドロゲンの産生やテストステロンの分泌を亢進し、精子形成の促進効果を期待できます。男性因子は約半数に関係しているという報告もありますので、男性因子に問題がある場合は積極的に改善していく必要があります。 -
口臭への漢方処方
マスクを着用することが日常化し、口臭をめぐる日常の気づきも変わってきています。周囲への気遣いが少し減った反面、自分の呼気臭を感じる機会が増え、自分自身の口臭が気になる人も増えているようです。誰にでも体臭や口臭はありますが、口臭が強い場合は、その原因・体質別に合わせた漢方を服用することで緩和することができます。 -
妊娠中・授乳中のむずむず脚症候群
むずむず脚症候群による感覚は非常に不快で自由に足を動かせない状況においては大きな苦痛を感じ生活の質は著しく低下します。特に妊娠中・授乳中は体や心が疲弊していることもありより深刻です。違和感を感じたら早めに相談するようにしましょう。漢方や鍼灸の併用も効果的です。 -
妊活では男性のメンタルも重要
妊活では女性の卵の質を中心に女性因子が注目される傾向にありますが、男性因子が妊活に与える影響も大きいです。抑うつ状態にある場合精液所見に影響を与える可能性があるため、メンタルの問題の改善も合わせておこなっていく必要がありそうです。 -
胚盤胞のグレードって?
胚盤胞のグレードは胎児になる部分である内細胞塊(ICM)よりも、胎盤になる部分である栄養外胚葉(TE)の方が着床、妊娠に影響するようです。しかし、上記の評価は「形態的」な評価であって、染色体な問題の有無を判別できるわけではなく、あくまでも1つの指標に過ぎません。評価が低いから妊娠しないという訳ではありません。 -
5日目がよい? 初期胚は?
「卵の質」だけが、妊娠に影響するわけではありません。卵が育つ環境も成長に影響を与えますし、男性因子の影響もあります。分割に時間がかかったり、止まったりすると「卵の質」が問題とされることが多いですが、それ以外の原因の可能性にも目を向けて一つひとつ対策をとることで、妊娠・出産にたどり着く可能性が高まります。 -
殺虫剤の使用が男女比に与える影響について
パートナーの妊娠前に週に1回以上殺虫剤を使用する職に就いていた父親との間に生まれてきた子どもおいて、男児の割合が低くなっていたとする報告があります。質問票への回答によって評価したものであり、また殺虫剤の種類が不明である点については注意が必要ですが、男女比の変化の原因の1つになっているのかもしれません。