「眼球使用困難症候群」のこと

タナココ

日常生活がとても困難になる症候群ですが、未だ理解が進んでいません

日常生活をしていて、通常では苦痛を感じない明るさに対しても苦痛を感じて、日常生活に支障をきたす人がいます

また「まぶしさ」以外にも、わずかな「光」の入力により、目の痛み、めまい、吐き気、頭痛、首のこり、視界がぼやける、目や目の周囲のヒリヒリ感、目の充血や腫れ・かゆみ、体の痛みや痺れ、耳鳴りなどが現れることがあります

いうなれば、光が「刺さる」病で、これらの症状を総称して「眼球使用困難症候群」といいます

「眼球使用困難症候群」の人は、生活に支障をきたすにもかかわらず、「視覚障害」の認定はありません

というのも、現在の障害者福祉法では、「視力・視野」の有無が障害認定の基準になっているため、「まぶしさ」で生活できない場合は「障害」としては認定されません

「眼球使用困難症候群」では福祉的救済が必要であるにもかかわらず、法的な想定を超えた症状であるため、支援が届いていないのが現状です

「眼球使用困難症候群」では、わずかな「光」に対しても症状が引き起こされるため、生活の基本は「暗闇」となり、他人と一緒の生活を送ることが困難になります

視床下部の調整不良によりおこるさまざまな不調の病態に「視床下部症候群(または脳室周囲器管制御破綻症候群)」があります

「眼球使用困難症候群」と同様に、わずかな光へのまぶしさだったり、痛覚過敏、光誘因性の頭痛が見られることがあるのでこれに近い病態ではないかと考える人もいます

視床下部は情動行動を調節する脳の部位で、自律神経系や内分泌ホルモン系の中枢として、生体の恒常性を維持する役割を担っています

「まぶしさ」を訴えるようになった「きっかけ」についてはいくつか報告されていますが、睡眠薬などの向精神薬の服用や離脱時、ストレス、外傷などが報告されていることからも、目そのものの問題ではなく、脳の情報を処理する機能に不具合が起きていると考えられています

「眼球使用困難症候群」は国による実態調査が始まっていますが、まだまだ理解や支援が乏しく、目や体調の異変を感じているのに原因が分からず困っている人、診断されずに困っている人がいます

また「眼球使用困難症候群」にともなう身体症状については、交感神経や脳の過活動を抑制することで、軽減することがあるため、漢方や鍼灸が役立つことがありますので、ぜひご相談ください

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