精液検査の「基準値」とは?

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

男性は年齢の影響を女性ほどは受けにくいと考えられています。そのため妊活において男性側は精液検査の基準値をクリアしているから大丈夫と思われている方も多いようです。

 

精液検査の「基準」とは?

精液検査の「基準」の元になっているのはどのようなデータなのでしょうか。この基準は自然妊娠した精液検査データを参考にして作られています。そしてその値は、妊娠した際のデータの「下位5%」以上としています。

「基準値」と表現していますが、この数値は下位5%以上という「下限」であって、最低限これくらいの状態でなければ自然妊娠するのは難しいであろうという意味での「基準」です。

平均値や望ましい値というわけではなく、「自然妊娠できるための最低限必要とされる数値」です。

妊娠の可能性については、女性の状況にも左右されますし、精液の検査は変動が大きいため絶対的なものではありませんが、数値は良い方がもちろん良いので、男性側もより良い数値を求めて改善に努めることが大切になります。

 

また、体外受精・顕微授精の際、男性の加齢により胚盤胞到達日が遅れる可能性についての報告があります。

これは、卵母細胞が精子の断片化された DNA を修復するために費やすためではないかと考えられています。

精子は父親の遺伝情報を卵子に届けるという必要最低限の機能しか持たず、DNA損傷を自分で修復する能力がありません。そのため精子のDNA損傷は蓄積されますが受精後に卵子が修復します。この修復能力は女性側の加齢により低下します。卵子自身も自身のDNA損傷をしますが、男性側も女性側も修復する部位が多ければそれだけ時間がかかります。

具体的には、男性の年齢が1歳上がるごとに、5日目胚盤胞と比較して、6日目胚盤胞の割合が6%増加するとしています。

成長が遅めで6日目あるいは7日目に胚盤胞に到達した胚盤胞は5日目胚盤胞に比べて妊娠率が低下すると考えられているため、もしこの研究報告が正しいとするならば大きな問題です。

 

年齢を重ねるとともにDNAは断片化しやすくなりますが、生活習慣の影響でもDNAの断片化は起こります。

卵子の加齢は止めることはできませんので、男性側での精子の改善は重要です。環境やライフスタイルの改善、食事療法や抗酸化物質の補給によって治療可能であると言われていますので、妊活では男性も積極的に取り組んでもらえたらと思います。

数値の改善には、食事、運動、睡眠などの改善のほか、漢方も有効ですので是非取り入れて見てください。

 

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