慢性子宮内膜炎(CE)と抗生物質による治療

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

慢性子宮内膜炎(CE)は着床障害の原因の1つになると考えられています。

 

慢性子宮内膜炎は子宮内膜での持続的で軽度の炎症と考えられ、細菌感染などが原因と考えられますが、症状が乏しいことからこれまで臨床ではあまり意識されていませんでした。

近年、 慢性子宮内膜炎は原因不明の不妊や習慣流産に関係があるのではないかとの報告が増えており、これらの原因として注目されています。

慢性子宮内膜炎の治療は、現在のところ抗生剤による治療が主流です。

 

慢性子宮内膜炎に対する抗生物質による治療が、反復着床不全(RIF)を改善するかどうか調べた研究報告があります。


慢性子宮内膜炎では、抗生物質による治療による治癒率は9割近くとなり、とても高い治癒率ですが、上記の報告では抗生物質による治療では、その後の慢性子宮内膜炎が治癒したことが確認された場合にのみ、その後の体外受精での反復着床不全を改善することができるとしています。

慢性子宮内膜炎では抗生物質の使用で高い治癒率が期待できることから、時々服用後治癒の確認をせずに次の胚移植に進まれているケースが見受けられます。

再検査をしてきちんと治癒したことを確認することで治療による効果が確認できるわけですが、治癒率が高いからといって、その検査を省略することは治療の意味を低下します。もし治療を受けた場合はきちんと治癒を確認した上で胚移植へ進むことが重要であることをこの研究では報告しています。

治療をしたらその効果を確かめて進むことが確実に前に進むための一歩となります。

 

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