不妊症の約半数は、
男性側に原因がある。数と運動率だけではない「精子の質」を整える
タイミング法による、目に見えないプレッシャー。
精液検査の数値に、ひとり焦りを募らせる日々。
WHO(世界保健機関)の統計が示す通り、不妊因子の48%には男性側が関与しています。相模原のタナココでは、一般的な精液検査の数値(見た目)の改善はもちろん、造精機能障害や精索静脈瘤による酸化ストレスから精子を守り、妊娠率を高めるための「統合医療アプローチ」を提案します。
数値の悩み、タイミング法の罠。
ひとりで抱え込んでいませんか?
精液検査の結果がなかなか良くならない
濃度や運動率の変動に、毎回一喜一憂して疲れてしまっている排卵日に合わせる義務感が、プレッシャーになっている
「子どもをつくろう」という意識が強すぎて、勃起や射精がスムーズにいかない泌尿器科や不妊クリニックで「原因不明」と言われた
明確な原因がないからこそ、生活習慣以外に何をすればいいか分からない
男性不妊症を引き起こす、3つの原因
1. 精子を作る力の低下(造精機能障害)原因の約80%
男性不妊の原因で最も多い(82.4%)のが、精子を十分に作れない「造精機能障害」です。このうち約半分(42.1%)は原因不明の「特発性」と診断されます。特発性の場合は生活習慣の改善とともに抗酸化作用のある漢方薬やサプリメントが試されます。
造精機能を低下させる最大の原因「精索静脈瘤(30.2%)」とは
精巣の静脈にある逆流防止弁が機能しなくなり、血液が逆流・うっ滞する病気です(特に左側に多く見られます)。静脈瘤ができると、精巣内の温度が2〜3度上昇し、低酸素状態や活性酸素の増加を引き起こします。これにより精子のDNAが傷つき(DNA損傷)、不妊症だけでなく流産の原因にもなることが分かっています。
2. 勃起や射精ができない(性機能障害)原因の13.5%
加齢や病気のほか、過度なストレス・プレッシャーによって陰茎への血流が減少する「勃起障害(ED)」や、腟内でうまく射精ができない「腟内射精障害(重度の遅漏)」、膀胱へ精液が逆流してしまう「逆行性射精」や「早漏」などがあります。原因に合わせ、PDE5阻害薬(バイアグラ、シアリスなど)の適切な利用や、自律神経を整えるアプローチを組み立てます。
3. 精子の通り道が詰まっている(閉塞性精路障害)原因の3.9%
精巣内で精子は作られているものの、通り道が塞がっていたり狭くなっているために、精液中に精子が出てこない状態です。精液の90%以上は前立腺液と精嚢液で構成されているため、普通に射精ができ、自覚症状がないケースも少なくありません。精路の改善手術や、精巣内から精子を直接採取して行う顕微授精などの医療連携が必要です。
精液検査における、WHOの下限基準値
精液検査は、精子の「見た目(数や運動率)」を測定する第一歩です。下記の数値は、自然妊娠されたご夫婦の男性データから算出された「最低限必要とされる下限値(WHO基準値 第6版)」です。
| 検査項目 | WHO下限基準値 |
|---|---|
| 精液量 | 1.4 ml 以上 |
| 精子濃度 | 1600万 / ml 以上 |
| 精子運動率 | 42 % 以上 |
| 正常形態率 | 4 % 以上 |
注目される「精子の質」という新基準:
これまでは上記のような「見た目」の数値だけが重視されてきましたが、現代医療では精子のDNA損傷率を調べる「DFI検査」や、精液の老化ストレスを調べる「ORP検査」といった、精子の「質」の測定が可能になり、男性不妊治療において極めて重要視されています。基準値を満たしていても、酸化ストレスによって質が低下しているケースは多々あります。
男性不妊の原因を特定する、4つの医療検査
① 精液検査
精液量、濃度、運動率、形態を顕微鏡で解析。体調による変動が非常に大きいため、複数回受けることが推奨されます。近年はDFI(DNA損傷)やORP(酸化ストレス)といった「質」の検査を併用する動きが盛んです。
② 超音波(エコー)検査
精巣の正確なサイズや石灰化の有無を測定します。精度高く左側の精巣周囲に腹圧をかけ、血液の逆流が確認されれば「精索静脈瘤」と確定診断されます。手術により半数以上で造精機能の向上が見込めます。
③ 血液検査(ホルモン検査)
精子形成に必須のバランスをチェック。男性ホルモン分泌を促す「LH」、精子形成を助ける「FSH」、性機能を維持する「テストステロン」に加え、性欲低下やEDを招く「プロラクチン」の過剰分泌がないかも合わせて調べます。
④ 性感染症・風疹抗体検査
クラミジアや淋菌、梅毒、HIV等は男女双方の不妊原因となるため必須です。また、性感染症ではありませんが、将来の胎児への影響を防ぐため、パートナーのために風疹抗体価の確認と必要に応じたワクチン接種を推奨しています。
酸化・糖化ストレスから精子を守る
タナココの妊活漢方アプローチ
ただ整えるだけでなく、「発育途中のダメージ」から守り抜く。
現代西洋医学の生殖医療(人工授精・体外受精・顕微授精)は非常に優れた技術ですが、「卵子や精子そのものを、発育の途中でストレスから積極的に守る方法」は確立されていません。
タナココの妊活漢方は、精子や卵子を育むエネルギーを内側から補うとともに、精巣内で精子が作られる過程における「酸化ストレス」や「糖化ストレス」から細胞を保護する処方を個別に組み立てます。ダメージから守られて無事に育った精子は、受精卵(胚)の割球分割や胚盤胞への到達率といった治療成績の向上に大きく貢献します。
精子形成に必要な「3ヶ月」のサイクル
精巣内で精子のもとが作られ、成熟して実際に精液中に出てくるまでには、医学的に約3ヶ月必要とします。そのため、漢方薬や抗酸化サマジメントを用いた体質改善は、3〜4ヶ月継続して初めて正確な効果判定を行うことができます。授かるための土台を確実に築き上げましょう。
