不妊症について

不妊症について|原因・検査・治療をわかりやすく解説|タナココ漢方・鍼灸接骨院(相模原)
監修・情報源: 日本産科婦人科学会 WHO 第6版(2021) 日本産婦人科医会 更新日:2025年5月18日
このページのポイント
不妊症の定義(日本産科婦人科学会 2015年改定):避妊をしないで性交渉を持っているにもかかわらず、1年間妊娠しない状態(以前は2年間)。/不妊の原因は約半数に男性因子が関与(WHO調査)。/精液検査の参考値はWHO 2021年第6版で精子濃度 1,600万/mL以上に改定。/2022年4月より体外受精・顕微授精も保険適用(年齢・回数の要件あり)。

1不妊について

「なかなか妊娠しない」「いつ受診すればいいの?」と悩まれているカップルは多くいます。まず、不妊症とはどのような状態を指すのかを正確に理解することが大切です。

学会定義 2015年改定 不妊症の定義
日本産科婦人科学会では「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交渉を持っているにもかかわらず、1年間妊娠しない状態」を不妊症と定義しています(2015年改定)。

※ 以前は「2年間」とされていましたが、2015年の改定で「1年間」に変更されました。
※ 女性の年齢が高い場合、子宮内膜症・無月経などの既往がある場合は、1年を待たずに早めに専門医を受診することが推奨されています。
日本における不妊の現状:厚生労働省の調査では、不妊を心配したことがある夫婦は約4〜5組に1組とされており、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は約18%(約5.5組に1組)にのぼります。不妊症は決して珍しい状態ではありません。

不妊症の原因は女性だけにあるわけではありません。WHO(世界保健機関)の調査では、不妊の原因の約半数に男性因子が関与しているとされており、カップルで一緒に検査・治療に取り組むことが重要です。

2妊娠までの過程

不妊症を理解するためには、妊娠が成立するまでのプロセスを把握することが重要です。男女ともにそれぞれのプロセスが正常に機能し、タイミングが合うことではじめて妊娠にたどりつきます。

卵子の形成

卵祖細胞の増殖(胎児期)
胎児期に卵巣が形成されると、卵の元となる卵祖細胞が急速に分裂・増殖し、卵巣の皮質に集まります。卵祖細胞を卵胞細胞(顆粒膜細胞)が取り囲み「卵胞」が形成されます。
卵数のピーク(胎齢20週頃)→ 出生時・月経開始時に減少
女性の卵数は胎齢20週頃に最大となり、約700万個に達します。
出生時には約100〜200万個に減少し、月経が始まる頃にはさらに自然消滅が進み、約20〜30万個となります。
その後も毎月複数の卵胞が発育を始めますが、通常1個だけが成熟・排卵され、残りは閉鎖卵胞として消滅します。
排卵(月経周期ごと)
FSH(卵胞刺激ホルモン)・LH(黄体形成ホルモン)の働きにより卵胞が発育・成熟し、LHサージを受けて排卵が起こります。生涯を通じて排卵される卵子の総数は約400〜500個とされています。
減数分裂と成熟
卵子は受精の前に染色体数を半減させる「減数分裂」が必要です。第1分裂は排卵直前に完了し、第2分裂は精子と受精することで完結します。

精子の形成と受精

男性では精巣(睾丸)内の精細管において、精原細胞が減数分裂・分化を経て精子へと成熟します。成熟した精子は精巣上体(副睾丸)で運動能力を獲得します。

射精された精子は頸管粘液を通過し、子宮内腔から卵管を経て卵管膨大部で卵子と受精します。精子の体内生存可能期間は一般的に2〜5日程度、排卵後の卵子が受精可能な時間は12〜24時間以内と短いため、妊娠可能な期間(妊孕可能期)は非常に限られています。

着床

受精した卵子(受精卵)は細胞分裂を繰り返しながら卵管を移動し、受精後約5〜7日で子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。

着床と免疫調節:受精卵は遺伝学的には「非自己」ですが、子宮は受精卵を拒絶せず受け入れるための特殊な免疫調節機能を持っています。NK(ナチュラルキラー)細胞などの調節機構が正常に機能することが、着床・妊娠維持に重要です。この調節機構の異常が、着床不全や反復流産(不育症)と関連する場合があります。

3不妊の原因

不妊症の原因は多岐にわたり、男性因子・女性因子、あるいはその両方が複合的に関与している場合があります。一通りの検査を行っても明らかな原因が特定できない「原因不明不妊(機能性不妊)」も不妊カップルの10〜30%程度存在します。

1)男性因子

男性不妊の主な原因
分類原因・疾患名概要
造精機能障害 乏精子症・無精子症・精子無力症・奇形精子症 精子の数・運動率・形態に異常がある状態。男性不妊の最多原因(約70%)。
精路閉塞 閉塞性無精子症 精巣で精子は産生されているが、精管の閉塞により射精できない状態。手術やTESEで精子を採取できることがある。
精索静脈瘤 精索静脈瘤 精巣周囲の静脈が拡張した状態。精子の質低下・無精子症の原因になりうる。手術で改善が期待できる。
性機能障害 勃起障害(ED)・射精障害 性交渉自体が困難な状態。心因性・器質性の場合がある。
内分泌・染色体 低ゴナドトロピン性性腺機能低下症、クラインフェルター症候群など 視床下部・下垂体・精巣のホルモン分泌異常、または染色体異常に起因。

2)女性因子

排卵因子
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 高プロラクチン血症
  • 早発卵巣不全(POI)
  • 甲状腺機能異常(亢進症・低下症)
  • 視床下部性・下垂体性排卵障害
  • 卵巣予備能低下(DOR)
卵管因子
  • 卵管閉塞・狭窄
  • 卵管周囲癒着(骨盤腹膜炎・子宮内膜症の後遺症など)
  • 卵管水腫
  • 卵管機能不全(卵子・受精卵の輸送障害)
子宮因子
  • 子宮筋腫(特に粘膜下筋腫)
  • 子宮内膜ポリープ
  • 子宮腔内癒着(アッシャーマン症候群)
  • 子宮奇形(双角子宮・中隔子宮など)
  • 子宮内膜症(子宮腺筋症を含む)
頸管因子・免疫因子
  • 頸管粘液の分泌不全・頸管炎
  • 抗精子抗体(女性側)
  • NK細胞活性異常などの免疫調節異常
  • 着床障害(子宮内膜受容能の問題)
子宮内膜症と不妊:子宮内膜症は卵管・卵巣周囲の癒着を引き起こすほか、排卵・受精・着床の複数のステップに影響を及ぼす可能性があります。不妊女性における子宮内膜症の合併率は25〜50%とされており、早期発見・治療が重要です。

4不妊症の検査

不妊症の検査は女性・男性ともに行うことが原則です。最初から両者が同時に検査を受けることで、原因の早期特定と適切な治療につながります。

女性の主な検査

検査名内容・方法目的・評価項目
基礎体温測定 毎朝起床直後の体温を計測・記録 排卵の有無、排卵時期の推定、黄体機能の評価
ホルモン検査(血液) FSH・LH・エストラジオール(E2)・プロゲステロン(P4)・プロラクチン(PRL)・甲状腺ホルモン(TSH・FT4)等を測定 排卵障害・黄体機能不全・高プロラクチン血症・甲状腺疾患の評価
AMH検査
(抗ミュラー管ホルモン)
血液検査でAMH値を測定 卵巣予備能(残存卵子数の目安)の評価。月経周期に関わらず測定可能。
※卵子の「質」を直接示すものではない
経腟超音波検査 超音波で卵胞・子宮内膜・卵巣を観察 卵胞発育の確認、子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症のスクリーニング
子宮卵管造影検査(HSG) 子宮腔内に造影剤を注入しX線撮影 卵管の通過性・閉塞の有無、子宮腔形態の評価
フーナーテスト
(ヒューナーテスト・PCT)
性交渉後9〜14時間以内に頸管粘液を採取し、精子の存在・運動性を確認 精子と頸管粘液の適合性評価。1個でも直進運動精子が存在すれば陽性(正常)とされるが、施設により基準が異なる
抗精子抗体検査 血液検査 免疫因子(女性側の抗精子抗体)による不妊の評価
子宮鏡検査 細い内視鏡で子宮腔内を直接観察 子宮内膜ポリープ・癒着・粘膜下筋腫・中隔の確認
子宮内膜検査
(ERA・EMMA・ALICE等)
子宮内膜組織を採取して遺伝子解析 着床の窓(最適な移植タイミング)の個別化、子宮内膜マイクロバイオームの評価(反復着床不全例などで実施)
フーナーテストについて:フーナーテストはヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)・アメリカ生殖医学会(ASRM)では不妊のスクリーニング検査としての推奨度は高くないとしています。フーナーテストが陽性(良好)であった場合、一般に予後が良好とされることがありますが、ASRMのガイドラインでは「陽性結果は妊娠を保証せず、陰性結果も妊娠不能を予測しない」と明記されており、結果の解釈には注意が必要です。

男性の主な検査

検査名主な評価項目WHO第6版(2021年)参考値
精液検査
(基本検査)
精液量・精子濃度・総精子数・総運動率・前進運動率・正常形態率・生存率・白血球数 精液量 ≥1.4 mL
精子濃度 ≥16×10⁶/mL(1,600万/mL以上)
総運動率(PR+NP)≥42%
前進運動率(PR)≥30%
正常形態率 ≥4%
生存率 ≥54%
白血球数 <1×10⁶/mL
精子DNA断片化検査(DFI) 精子DNAの断片化指数を測定 反復流産・ART不成功例の評価に用いられることがある(臨床的意義の解釈には注意が必要)
ホルモン検査(血液) FSH・LH・テストステロン・プロラクチン等 造精機能障害の原因特定・内分泌疾患の評価
染色体検査 血液検査で染色体核型を確認 クラインフェルター症候群(47,XXY)など染色体異常の評価
精巣生検・TESE 精巣から精子を直接採取・確認する 非閉塞性無精子症の診断・精子採取(顕微授精に用いる)

※ WHO第6版(2021)の精子濃度参考値は1,600万/mL以上(16×10⁶/mL)です。旧版(第5版・2010年)の1,500万/mLから改定されています(出典:日本産婦人科医会)。これらの値は自然妊娠した男性の精液所見の下位5パーセンタイルであり、「合格ライン」ではなく医療的サポートが必要になる可能性の境界値です。基準値を超えていても安心とは限らず、下回っていても妊娠できないわけではありません。

5一般不妊治療

不妊治療は、原因・年齢・状況に応じて段階的(ステップアップ)に行われるのが一般的です。体への負担が少ない方法から始め、必要に応じてより高度な治療へ進みます。2022年4月より、タイミング療法・人工授精も保険適用となりました。

①タイミング療法

超音波検査やホルモン検査(尿中LH測定等)で排卵日を予測し、最も妊娠しやすいタイミングで性交渉を行う方法です。必要に応じてクロミフェン(内服)・ゴナドトロピン(注射)などの排卵誘発剤を使用し、卵胞発育を助ける場合があります。一般的に3〜6周期を目安に行い、効果が見られない場合は次のステップへ進むことが推奨されます。

②人工授精(AIH:Artificial Insemination with Husband's semen)

採取・洗浄・濃縮した精子を、細いカテーテルを使って子宮腔内に直接注入する方法です。受精は体内(卵管膨大部)で自然に行われます。タイミング療法で妊娠しない場合、精子数・運動率が軽度に低下している場合などに適応となります。一般的に3〜6回程度実施し、効果が見られない場合は生殖補助医療(ART)を検討します。

治療回数・期間の目安について:タイミング療法・人工授精を何周期行うかは、女性の年齢・卵巣予備能・男性の精液所見・その他の原因などによって個別に判断されます。上記は一般的な目安であり、担当医師と十分に相談のうえ方針を決定することが重要です。特に高齢の場合には、早めにARTへ移行することも選択肢となります。

6生殖補助医療(ART)

生殖補助医療(ART:Assisted Reproductive Technology)とは、卵子・精子または胚(受精卵)を体外で操作する技術の総称です。2022年4月より保険適用(年齢・回数の要件あり)となりました。

Step 1
排卵誘発
注射・内服で複数の卵胞を発育させる
Step 2
採卵
超音波ガイド下で卵胞液ごと卵子を吸引採取
Step 3
受精
体外受精(IVF)または顕微授精(ICSI)
Step 4
培養
受精卵を培養液内で胚盤胞まで培養
Step 5
胚移植
子宮腔内に胚を移植し着床を待つ
IVF体外受精(IVF)

採卵した卵子と精子を培養液の中に一緒に入れ、体外で自然受精させる方法です。受精した胚を培養し、適切なタイミングで子宮に移植します。一般不妊治療で妊娠に至らない場合・卵管閉塞などで自然受精が難しい場合などに適応となります。

ICSI顕微授精(ICSI)

顕微鏡下で細いガラス製マイクロピペットを使い、1個の精子を卵子に直接注入して受精させる方法です。重症の男性不妊(乏精子症・精子無力症・無精子症でTESE精子を使用する場合)、IVFで受精が成立しない場合などに適応となります。

凍結融解胚移植(FET):余剰胚を液体窒素で凍結保存し、後の周期に融解して移植する方法です。採卵周期(新鮮胚移植)と比較して子宮内膜の状態を十分に整えやすく、日本では凍結融解胚移植が主流となっています。

着床前遺伝学的検査(PGT)

体外受精で作成した胚の染色体・遺伝子を移植前に検査する技術です。現在、日本では日本産科婦人科学会の基準に基づき、以下の対象において実施が認められています。

  • PGT-A(染色体数的異常の検査):反復着床不全・反復流産のカップル、高齢女性への適用が条件付きで認められている
  • PGT-SR(染色体構造異常の検査):均衡型染色体転座保因者など
  • PGT-M(単一遺伝子疾患の検査):特定の遺伝性疾患の保因者カップル
保険適用の条件:2022年4月改定により、体外受精・顕微授精等が保険適用となりました。対象は法律上の婚姻関係または事実婚のカップルで、治療開始時点で女性が43歳未満であること、および胚移植の回数に上限(40歳未満:子ども1人あたり6回、40〜43歳未満:3回)があります。詳細な条件・自己負担額は医療機関にご確認ください。

7その他の治療・サポート

西洋医学的な不妊治療と並行して、補完代替医療(漢方・鍼灸等)や生活習慣の見直しを行う「統合医療」のアプローチが広がっています。WHOも漢方・鍼灸を医療として認定しており、不妊治療専門クリニックでも積極的に取り入れるケースが増えています。

漢方療法
  • 体質改善・ホルモンバランスの調整
  • 卵巣機能・子宮環境のサポート
  • 抗加齢的な働きかけ(卵巣機能低下への補助)
  • 不妊治療に伴うストレス・体の負担の軽減
  • ART治療周期の補助的使用(体作り)
鍼灸療法・骨盤ケア
  • 骨盤内・子宮・卵巣周囲の血流改善
  • 自律神経バランスの調整
  • 子宮・卵巣が本来の働きをできるようにする骨盤調整
  • 採卵・胚移植前後のコンディション整備
  • ストレス・不安の緩和(精神的サポート)
温熱療法(遠赤外線照射):タナココでは不妊治療のために開発された遠赤外線照射医療機器を用いた温熱療法も提供しています。人体と同波長(8〜15ミクロン)の遠赤外線が身体深部まで到達し、内部から温めることで血流改善・卵胞発育への補助効果が期待されており、学術学会での報告実績もあります。
不妊カウンセリング:不妊治療は身体的な負担だけでなく、精神的・経済的・時間的な負担も大きく、カップル間の関係にも影響を及ぼすことがあります。不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラーによるカウンセリングは、気持ちの整理・治療の理解・意思決定の支援など、治療を続ける上での大きな助けになります。タナココでは薬剤師・認定心理士の資格も持つ不妊カウンセラーが担当します。

生活習慣の改善

不妊治療と並行して生活習慣を見直すことも重要です。以下の要素が妊孕性(妊娠しやすさ)に影響するとされています。

  • 禁煙(男女とも):喫煙は精子・卵子の質を低下させ、流産リスクも高める
  • 適正体重の維持:低体重・肥満ともに排卵障害のリスクになる
  • 節度ある飲酒:過度な飲酒は妊孕性に悪影響
  • 葉酸の補給:妊娠前から1日400μg(厚生労働省推奨)
  • 適度な運動:過度な運動は排卵障害のリスクになることがある
  • 睡眠の質の確保:ホルモンバランスの維持に重要
  • ストレスマネジメント:強いストレスは視床下部機能を抑制しうる
  • 温活:体を冷やさない生活習慣、骨盤周囲の血流維持

Qよくある質問(FAQ)

不妊症の定義が以前と変わったと聞きましたが?
日本産科婦人科学会が2015年に定義を改定し、以前の「2年間」から「1年間妊娠しない状態」へと変更されました。また、35歳以上の女性や子宮内膜症・無月経などの既知の問題がある場合は、1年を待たずに早めに専門医に相談することが推奨されています。
不妊の原因は女性側にあることが多いのですか?
いいえ。WHO(世界保健機関)の調査では、不妊の原因の約半数に男性因子が関与しているとされています。「女性だけの問題」というのは誤解です。カップルで一緒に検査を受けることが大切です。タナココでは男性不妊についても専門的なカウンセリングを行っています。
精液検査の基準値(WHO 2021年版)はどれくらいですか?
WHO第6版(2021年)の精液検査参考値は、精液量 1.4 mL以上、精子濃度 1,600万/mL以上(16×10⁶/mL)、総運動率 42%以上、前進運動率 30%以上、正常形態率 4%以上、生存率 54%以上です。なお旧版(2010年)の精子濃度は1,500万/mLでしたが、2021年に改定されています。これらは自然妊娠した男性の精液所見の下位5パーセンタイル値であり、「合格ライン」ではなく「この値を下回ると医学的サポートが必要になる可能性の境界線」です。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査とは何ですか?
AMHは卵巣に残存している卵子数の目安を示すホルモンです。血液検査で測定でき、月経周期に関わらずほぼ一定の値が得られるため、卵巣予備能の評価に使われます。値が低い場合は卵巣予備能が低下している可能性を示しますが、卵子の「質」を直接示すものではなく、AMHが低くても自然妊娠する方もいます。あくまでも参考値として捉えることが重要です。
体外受精と顕微授精はどう違うのですか?
体外受精(IVF)は、採卵した卵子と精子を培養液中で一緒にして自然に受精させる方法です。顕微授精(ICSI)は、顕微鏡下で細いガラス製マイクロピペットを使い1個の精子を卵子に直接注入する方法で、重症の男性不妊(精子数・運動率が極めて低い場合、無精子症でTESE精子を使う場合など)や体外受精で受精が成立しない場合などに適応となります。どちらを選ぶかは精液所見・過去の受精状況などを踏まえ医師と相談のうえ決定します。
不妊治療は保険が使えますか?
2022年4月より、一般不妊治療(タイミング療法・人工授精)および生殖補助医療(体外受精・顕微授精等)が保険適用となりました。対象は法律上の婚姻関係または事実婚のカップルで、治療開始時点で女性が43歳未満であること、および胚移植の回数(40歳未満:子ども1人あたり6回、40〜43歳未満:3回)の上限があります。詳細はかかりつけの医療機関にご確認ください。
漢方や鍼灸は不妊治療に効果がありますか?
漢方や鍼灸は不妊治療の補助的サポート(補完代替医療)として活用されています。体質改善・ホルモンバランスの調整・骨盤内血流の改善・ストレス軽減など、妊娠しやすい体づくりを目指したアプローチです。WHOも伝統医学を医療として認定しており、不妊治療専門クリニックでも漢方・鍼灸を積極的に取り入れるケースが増えています。ただし科学的エビデンスには差があるため、専門家に相談しながら取り組むことが重要です。タナココでは、学会認定の不妊カウンセラーが個々の状況に合わせてご提案します。

不妊のご相談はタナココへ

不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラーが、一人ひとりに寄り添ったカウンセリングを行います。
漢方・鍼灸・接骨・骨盤ケア・よもぎ蒸しの統合医療で、妊活をトータルサポートします。

☎ 042-813-3444 | 〒252-0244 相模原市中央区田名2126-1
開院時間:9:00〜19:00(日曜・月曜定休)
【注意事項】
本ページは、不妊症に関する一般的な知識の普及を目的とした情報提供を行うものであり、特定の診断・治療を推奨するものではありません。掲載内容は日本産科婦人科学会・WHO等の公的な医学情報に基づき作成・監修していますが、医療情報は常に更新されるため、最新かつ個人に適した判断については必ず専門の医師・医療機関にご相談ください。当ページの情報のみによる自己判断・自己治療は行わないようお願いします。