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黄帝内経素問・上古天真論篇第一(4)
この部分では、腎気が旺盛であること、よく養生に通じている人は高齢であっても子どもを作ることができるということを説明しています。妊活相談でよく「腎を補いましょう」と説明されることが多いのは、妊娠するためには「腎気」が旺盛である必要があるためです。 -
黄帝内経素問・上古天真論篇第一(3)
引き続き、黄帝内経・素問、上古天真論篇の内容についてです。前回は女性の年齢による変化の中医学的な認識について説明しました。今回は男性の年齢による変化の中医学的な認識について見てみたいと思います。 -
黄帝内経素問・上古天真論篇第一(2)
「女性は7の倍数、男子は8の倍数で変化する」あるCMでも使われていたので知っている方も多いと思います。今回は女性の変化についての内容です。 -
黄帝内経素問・上古天真論篇第一(1)
心身を良好な状態に保つためには、自然法則にしたがって、節度を保つ生活が大切で、心を穏やかに保ち、肉体的には疲れ果てることのように、少欲で過ごすのがよいと、大昔を人々を例えにして述べています。 -
高齢者の不眠の中医学的な認識
高齢者の不眠について紀元前200年頃には「高齢者は血気が衰え、肌肉が枯痩し、営血や衛気の運行の道筋が渋滞しているため、五臓の機能が不調となり、営気が衰え全身を栄養できず、衛気は外の防衛がおろそかになり、内部に入り込み、体内の調和を乱します。そのため、昼間は頭が働かず、夜間は熟睡できなくなります。」と考えられていました。 -
ランダムスタート法
ほんの少しずつですが、ランダムスタート法で採卵される方が増えてきました。ランダムスタート法で得られた卵は従来の方法で得られた卵と比べ差はありません。新しい刺激法ですが、漢方では、新しい刺激法であっても、それに対応した新しい漢方処方で、効果が出るように、また、刺激による体の負担を軽減する処方を提案しています。 -
こたつ
暖かくなってきたとはいえ、朝晩はちょっと冷えます。「こたつ」がまだバリバリ活躍しているというご家庭も多いかと思います。こたつで温まる際にはちょっと姿勢に気を付けてください。背中が丸くなる姿勢は腰に大きな負担をかけてしまいます。正座をするか座椅子を上手に使いましょう。 -
妊活では「糖化」を防ぐことが大切
近年ではAGEsの蓄積がART(生殖補助医療)の成功に影響するとする報告もあります。卵胞液中にAGEsが悪影響を与えるようです。妊活で漢方を取り入れる場合、この「糖化」を抑える煎じ処方で強力にサポートします。なかなかうまくいかなくて困っている場合は、「糖化」を防ぐために考えられた煎じ処方を試してみてください。 -
多嚢胞性卵巣
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、若い女性の10〜15%程度にみられ卵胞の成熟障害、や排卵障害がみられます。PCOSは漢方や鍼灸の効果が出やすいのでぜひ取り入れてみてください。また「多嚢胞気味」と言われる方も最近は多いので、早い段階で漢方・鍼灸を取り入れて対策をしましょう。 -
習慣流産とフェリチン
繰り返す流産のリスク因子は、凝固異常、子宮形態異常、内分泌異常、染色体異常などがありますが、その1つに血清フェリチン値が関係しているのではないかという研究報告があります。闇雲に「鉄を摂れ!」というのは問題ですが、きちんと検査をした上で、数値の改善をすることは良い結果につなげる1つの方法かもしれません。