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口臭への漢方処方
マスクを着用することが日常化し、口臭をめぐる日常の気づきも変わってきています。周囲への気遣いが少し減った反面、自分の呼気臭を感じる機会が増え、自分自身の口臭が気になる人も増えているようです。誰にでも体臭や口臭はありますが、口臭が強い場合は、その原因・体質別に合わせた漢方を服用することで緩和することができます。 -
妊娠中・授乳中のむずむず脚症候群
むずむず脚症候群による感覚は非常に不快で自由に足を動かせない状況においては大きな苦痛を感じ生活の質は著しく低下します。特に妊娠中・授乳中は体や心が疲弊していることもありより深刻です。違和感を感じたら早めに相談するようにしましょう。漢方や鍼灸の併用も効果的です。 -
妊活では男性のメンタルも重要
妊活では女性の卵の質を中心に女性因子が注目される傾向にありますが、男性因子が妊活に与える影響も大きいです。抑うつ状態にある場合精液所見に影響を与える可能性があるため、メンタルの問題の改善も合わせておこなっていく必要がありそうです。 -
胚盤胞のグレードって?
胚盤胞のグレードは胎児になる部分である内細胞塊(ICM)よりも、胎盤になる部分である栄養外胚葉(TE)の方が着床、妊娠に影響するようです。しかし、上記の評価は「形態的」な評価であって、染色体な問題の有無を判別できるわけではなく、あくまでも1つの指標に過ぎません。評価が低いから妊娠しないという訳ではありません。 -
5日目がよい? 初期胚は?
「卵の質」だけが、妊娠に影響するわけではありません。卵が育つ環境も成長に影響を与えますし、男性因子の影響もあります。分割に時間がかかったり、止まったりすると「卵の質」が問題とされることが多いですが、それ以外の原因の可能性にも目を向けて一つひとつ対策をとることで、妊娠・出産にたどり着く可能性が高まります。 -
殺虫剤の使用が男女比に与える影響について
パートナーの妊娠前に週に1回以上殺虫剤を使用する職に就いていた父親との間に生まれてきた子どもおいて、男児の割合が低くなっていたとする報告があります。質問票への回答によって評価したものであり、また殺虫剤の種類が不明である点については注意が必要ですが、男女比の変化の原因の1つになっているのかもしれません。 -
流産の原因とその後の選択肢
流産の原因で一番多いのは胎児の偶発的な染色体異常です。偶発的な染色体異常以外の原因は、流産絨毛を調べることで母体側の検査が必要かどうかがわかります。これを流死産絨毛・胎児組織染色体検査(POC 検査)といいます。検査で染色体の数と構造を詳細に調べることで、原因が胎児側にあるのか母体側にあるのかを調べることができます。 -
妊活と血糖・体重コントロール
血糖コントロールを良好にすることは、それだけで妊娠するチカラに繋がります。日々の食生活見直しは運動の習慣化は妊娠しやすい体づくりに役立ちますので、ぜひ妊活に取り入れてみてください。タナココでは血糖コントロールの参考になる HbA1c の測定ができますのでご利用ください。 -
深刻です、ビタミンD不足
ビタミンDの効能は不妊症、婦人科系疾患との関係、認知症やうつとの関係、糖尿病など代謝血管系との関係、一部のがんとの関係など、広い分野で報告があり、注目されている栄養素ですが、日本では今、乳幼児・妊婦・若い女性・高齢者などを中心に、慢性的なビタミンD不足が深刻です。食事と外気浴を利用してビタミンD不足を解消しましょう。 -
歯周病と慢性疾患
歯周病があると精神障害などさまざまな慢性疾患のリスクが上昇するという報告があります。報告では心血管疾患、自己免疫性疾患、心代謝疾患、精神疾患のリスクが上昇することを述べています。口腔ケアに漢方が有効なことがあります。歯科治療でも歯周病がなかなか良くならない方は漢方を試してみてください。