ブログ
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妊活
PGTを考えた時に
PGT が登場したときには「これで妊娠率が飛躍的に改善するかもしれない!」と思っていました。しかし、実際は検査をするために行われる細胞採取によるダメージは想像以上で、その検査の適応範囲は限られるものとなりました。PGT をするかどうかを考えた時に参考になる報告があります。 -
妊活
不育症の治療をすると不妊治療が自費になる?
昨年の4月から、不妊治療に保険が適用されるようになりました。始まったばかりですので整備が必要なことは多々ありますが、不妊治療を「保険」で行っていると少なからず「?」という場面に遭遇します。その1つに「不育症」の治療があります。 -
妊活
2個胚移植の影響は?
2個胚移植の影響を調べた報告があります。2013年〜2015年の間の4640周期を対象にした後ろ向きの研究報告です。2個胚移植では出生率、多胎率ともに上昇したと報告しています。よく考えるとちょっと不思議な現象です。少し詳しく考えてみたいと思います。 -
妊活
妊活に必要なビタミンについて
妊活・不妊治療に重要なビタミンとして葉酸やビタミンDについてはよく知られていますが、その他のビタミンについてはどうなのでしょうか。妊活・不妊治療とビタミン、特に「ビタミンB群」との関係について調べた研究があります。報告によるとビタミンB2やビタミンB12についても重要であることがわかりました。 -
妊活
妊娠中のプロテインはOK?
妊婦さんのプロテイン摂取については、その量や摂取の理由によって答えが変わり、一律にダメとも言えませんし、推奨することも危険です。その人の食生活の状況によっては必要になることもあるかもしれませんので、タンパク質不足が心配になったらまずは主治医や栄養相談などで栄養士に相談するようにしましょう。 -
妊活
AMHが低い場合の選択肢
今回報告された研究は、人工授精において、低AMHとそうでない場合において、飲み薬の排卵誘発剤と注射の排卵誘発剤を用いた場合の妊娠率・継続率などを比較した報告です。低AMHで悩まれている方には参考になる報告です。 -
妊活
無痛分娩と漢方
近年「無痛分娩」での出産件数が少しずつ増えています。2016年の調査では無痛分娩の実施率は 6.1% でしたが、2022年の調査では 8.6% に増えています。「無痛分娩」は、一般的には「硬膜外(こうまくがい)麻酔」という方法で行われます。 -
妊活
新しい卵巣刺激法〜DuoStim法
ここ数年新しい卵巣刺激法を取り入れる施設が増えてきました。「Dual Ovarian Stimulation = DuoStim法」 と呼ばれる採卵法です。卵巣機能が低下している女性において「低刺激法」と「DuoStim法」、どちらが有効か調べた研究があります。 -
妊活
年齢・卵巣予備能・卵巣刺激の種類で人工授精の妊娠率はかわるか
クロミフェンやレトロゾールなどの飲み薬での卵巣刺激と、ゴナドトロピンの注射薬での卵巣刺激とでは、人工授精の成績に影響を与えるか、また、年齢や卵巣予備能によりその結果は左右されるのか調べた研究があります。 -
漢方
妊活・不妊治療と睡眠の関係
「睡眠」と妊活・不妊治療についての研究報告が増えています。今回の報告は、2019 年 7 月から 2020 年 7 月までの間に不妊治療を受けた 3,183 名を対象にした「睡眠」と「妊娠率」「出生率」との関係を調べた前向き観察コホート研究です。