心理学– category –
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摂食障害(拒食症、神経やせ症)と漢方・心理療法について
漢方・心理相談で増えてきているのが「摂食障害」です。摂食障害は「拒食症」と言われる「神経性やせ症」と「過食症」と言われる「神経性過食症」「過食性障害」に分けられます。摂食障害は心理的問題が背景にあるため、治療やサポートは食行動だけでなく心の問題にも目を向けることが重要です。 -
心の回復力(レジリエンス)を高める
強いストレスを受けて心が不安定になっても人には回復していく力があります。これを「レジリエンス」と言います。これは誰でも持っている「心の回復力」です。困難な状況でも、人には回復していく力がありますが、レジリエンスは生まれつき備わっているものではなく、そのスキルについて学んで身に付けることができます。 -
睡眠不足は優しさを奪う
睡眠の不足は様々な疾患のリスクになることが知らせれていますが、最近の研究で、睡眠不足は人から「やさしさ」を奪うかもしれないことがわかってきました。報告では他人への共感や気持ちを理解するために働く「心の理論 」ネットワークを形成する働きが徹夜をすると低下することを示しています。 -
ご機嫌な自分の作り方
機嫌よく日々を過ごしたいですよね。今日はストレスを減らしてご機嫌な自分の作り方についてです。ストレスは自分自身でコントロールできていないことに対して感じることが多いので、まずはストレスを整理整頓して「見える化」することから始めてみましょう。 -
今すぐなんとかしたいこのストレス
妊活や不妊治療は、うまくいかない時に大きなストレスになることが少なくありません。ストレスに振り回されたり、思っていることができなくなるような状況を避けるための対策はいろいろあります。嫌なことが頭に浮かびにくくなり、自分自身をコントロールしやする方法の1つに「ネガティブ・ダストビン」と言われる方法があります。 -
HSP
周囲の人の機微や変化に影響を受けすぎてしまい、日常生活を送るのがつらく感じてしまう人がいます。このような「非常に感受性が強く、敏感な気質もった人」を「HSP」と呼びます。漢方は HSP の人がなりやすい体の傾向に合わせて心身両面にアプローチすることで、HSPの方の「生きづらさ」を軽減するのに役立ちます。 -
「まだやれる」は「もう限界」のサイン
まだやれる」は「もう限界」のサインです。もうちょっと頑張れるかな、と思った時はそこで休憩してください。心も、体も休みを取りましょう。「まだ大丈夫」「まだいける」は「もう無理」「もう限界」に対して無理やり言い聞かせている状態です。続けると、心と体の不調につながります。 -
認知行動療法とコラム法
強い感情が邪魔して行動がなんかちぐはぐになってしまう… 周りともギクシャク…そんなつもりじゃないのに…不安を感じることも増えた…このような時に、「考え方」「受け取り方」(=認知)の偏りに気づいて、気持ちを和らげる方法の1つに「認知行動療法」という心理療法があります。 -
SNS断ちのすすめ
毎日SNSを利用している人がSNSから距離を置くとどのような影響を及ぼすかを検討したランダム化比較試験(RCT)の報告がありました。報告によれば。SNSを休まないグループに対しSNSを休んだグループでは精神的健康の向上、うつ症状および不安症状の有意な減少が認められたようです。 -
長引く咳
中医学+心理学の組み合わせは、身体と精神の両面に働きかけることができるため、心因性咳嗽の改善に相性が良いアプローチです。また、心因性咳嗽だけではなく、ストレスや不安で悪化するような症状に対しては心因性咳嗽同様、良いアプローチとなります。