周産期の体調管理に漢方を

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

妊娠中で、

子育て中で、

 

つらいことが多くて、悩んでいませんか。

 

妊娠・出産は人生の中でとても大きなイベントです。

 

妊娠する前は「将来子どもができたら◯◯したい!」と大きく希望を膨らませ、

妊娠がわかるとパートナーと喜び、家族や親戚、知人からお祝いの声をたくさんもらいとても幸せな日々を過ごし、

出産後は待ちに待った赤ちゃんと対面し、日毎に重くなる体重に成長を喜び、

世界は自分中心に回っていると思えるほど充実した日々を過ごす・・・、

 

はずだったのにと、「妊娠中」「産後」「子育て中」の「こころ」と「からだ」の不調についての相談が増えています。

 

・妊娠中、気分の落ち込みが激しくてつらい

・妊娠中、とにかく八つ当たりしまくってしまう

・産後すぐに休む間も無く子育てが始まり、体力が回復しなくてしんどい

・乳腺炎があんなにつらいものだと知らなかった・・・

・こんな体調や気分で子育てしていく自信がない

 

幸せだと思っていたはずの生活が、聞こえてくるのは「つらい」「大変」という声・・・。

 

一方、タナココで「妊活」から継続して、妊娠中のケア、産後の体力回復、子育てと継続してサポートさせていただいている方からは「大変だけど楽しいよ!」と言う声が圧倒的に多数。

 

なぜ、このような違いが出るのでしょうか。

どうすれば妊娠中の期間、産後の子育てを「楽しい!」と思えるようになるのでしょうか。

 

そのヒントは「中医学」にあります。中医学によるサポートを活用して妊活、子育てを楽しいと思えるようになってほしいと思います。

 

 

日本は世界有数の「安全に妊娠・出産ができる国」ですが、一方で妊娠中や子育て中の「課題」が近年浮き彫りになっています。

日本では、「虐待報告数増加」「産褥婦の自殺」の増加が報告されていて、2016年以降は妊産婦における自殺が多く発生しています。

 

母体死亡の原因の第一位は自殺です。

 

理由としては、妊娠中はホルモンバランスの影響で精神が不安になりやすかったり、育児によるストレスがあると考えられています。

 

妊娠中、子育て中の方は「こころ」と「からだ」に問題を抱えていることが多く、これらには、産後うつをはじめとした精神疾患が強く関連していることも報告されています。

 

また、妊娠中、授乳中は体調が悪くなっても、薬を飲まずに「我慢」するしかないと思っていることも原因の一つです。

 

西洋薬の中には確かに注意しなくてはいけないものもありますが、「漢方」は飲めるものが多くあります。体調管理には漢方はとても有効なので体調不良時には試して欲しいと思っているのですが、そもそも「漢方」という発想にたどり着けない方が多いようです。

 

漢方は、妊娠中、産後の心の安定と、体調の回復に長い間用いられて来た経緯があります。西洋薬が使いにくい期間でも服用が可能なものも多く、乳腺炎の予防などにも効果を発揮します。

「妊活」から続けて、妊娠中の体調管理、出産後の体力回復、産後の「こころ」の安定などに継続して漢方を継続されている方は、「土台作り」から時間をかけて調整しているためか、妊娠中〜産後と「こころ」と「からだ」のバランスを大きく崩すことは少ないように思います。

 

今問題になっている「周産期うつ」が問題になることもあまりありません。

 

「周産期うつ」は妊娠〜産後1年以内にみられるうつ病のことを指しますが、妊娠中のうつは、早産や低出生体重児のリスクを高めたり、生まれた子どもの痛みやストレスへの反応性の変化、注意力の変化、睡眠障害など長期的な影響を与えることもわかってきています。

また産後うつは自殺とも強く関連してしていると言われています。これは絶対に避けなければなりません。

もちろん、「うつ病」であれば、病院でのケアやサポートが必要ですが、そうならないための早い段階のケアがより重要です。

そしてそのケアには妊娠中〜授乳中でも服用できる「漢方」が大きく役に立ちます。

 

産後は、

産褥熱(さんじょくねつ)
悪露(おろ)
会陰切開の傷
関節痛
腱鞘炎
乳腺炎
むくみ
目の疲れ
抜け毛
便秘・痔
妊娠線・正中線
過食・体重増加

などの「からだ」の負担が待ち受けています。

これは、全治1ヶ月とも3ヶ月ともいわれる状態と同じと言われています。

 

さらに、これに加え

・慢性的な睡眠不足
・ひとりの時間が取れないことへストレス
・子どもを守っていくことへの不安と負担
・アイデンティティの揺らぎ(女性、母、妻、ひとりの人間)

など「こころ」の負担を抱えることになるのです。

 

産後の「からだ」と「こころ」の負担がいかに大きいのかがわかっていただけると思います。


このような状態を、何の準備もケアもせずに、ただただ「頑張る」ことで乗り越えることは不可能に近いのではないのでしょうか。

 

妊娠中(できれば妊娠前)から

・からだの土台づくり
・環境整備
・こころの安定

をおこない、

 

産後は

・育児の負担を減らす
・「こころ」と「からだ」を休める

ことができるように積極的に準備や調整をして欲しいと思っています。

 

そして産前から産後まで継続して、「こころ」と「からだ」のケアができる「漢方」は大きな支えになります。

 

漢方というと少しハードルが高いイメージががあるかもしれませんが、まずは相談だけでも良いので、現在、「つらいこと」「悩んでいること」をお聞かせください。

 

きっとお役に立てると思います。

 

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