アセトアミノフェンの服用と自閉症などのリスクについて

タナココ

アセトアミノフェンは自閉症、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、および知的障害のリスクを高めることはなさそうです

「アセトアミノフェン(カロナール)は妊婦さんやお子さんに対し安全に使える解熱鎮痛薬としてこれまで使用されてきましたが、近年、神経発達障害との関連が報告されていました

様々な理由で痛み止めが必要な人もいます
この報告により不安になった人もいたと思います

その後…

スウェーデンで1995~2019年に生まれた約248万人について、出産前および処方記録から妊娠中のアセトアミノフェン使用と自閉症、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、および知的障害のリスクを2021年12月31日まで追跡調査した報告があります

報告では、同胞(兄弟)調整をしない解析では、アセトアミノフェンの使用と自閉症、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、知的障害のリスクの上昇がわずかに見られたが、同胞(兄弟)調整を行って解析を行ったところ、そのリスクはなくなったとしています

このとは未知の交絡因子、つまり他に原因があることを示唆するもので、過去の報告であった妊娠中のアセトアミノフェン使用と神経発達障害には因果関係はなかったことになります

今回の報告は痛み止めを必要とする妊活中、妊娠中の人にとっては一安心できる報告です。

妊活中・妊娠中の体調管理には漢方も役立ちますのでご活用ください

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