こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
妊活での養生のアドバイスの1つに「睡眠」があります。
特に重要なのは、睡眠の「時間」と「時刻」です。
これは妊活のサポートで長年お伝えしていたことですが、そのことを裏付けるような報告があります。
前向き研究ですので参考になる報告だと思います。
2015年〜2017年のIVFを受けた48人の女性(平均年齢33歳)が対象です。
睡眠は、体外受精の1〜2週間前に、手首装着型のアクチグラフで評価しました。
治療が中止となったケースを調べたところ、睡眠時間が短い、夜間覚醒が多い、睡眠の質が低く、睡眠時刻が遅いことがわかりました。
そして睡眠時間が十分にとれている、睡眠時刻が遅くならない場合、治療が中止になるケースが少なかったとしています。
これらの結果は、年齢やAMH、シフト勤務の女性を除外しても結果は同様でした。
中医学的に妊活をサポートする際に、養生の注意として睡眠「時間」と「時刻」は重要です、とお話ししています。
中医学では、寝る「時間」と「時刻」を整えることで体の回復が十分に行われ、その結果妊活にも良い影響を与えると考えられるのですが、なぜかというと、その根拠になる考え方の1つに「子午流注(しごるちゅう)」があります。
「子午流注」は、1日の時刻には各臓器が活発に働く時間があるとする考え方で、その時刻に適した行動や養生を心がけることで体のバランスが保たれます。「子午」とは時刻1日を2時間ごとに区切り十二の干支に振り分けたもので「流注」は各臓器を活発にするための気血のめぐりの順番のことをいいます。
この考えでは23時には寝て、6〜7時に起きるのが良いということになります。西洋医学的にみても健康的な睡眠パターンです。
原因不明で妊活、不妊治療がうまく行かないケースでは、もしかしたら睡眠環境がよくないことが関係しているかもしれません。今回の報告は、西洋医学的にはなかなか目につきにくいところを取り上げた重要な報告だと思います。
睡眠は妊活だけでなく、全ての基礎になりますので、睡眠を大切にすることで、これからの健康管理にも役立ちます。
睡眠では、睡眠「時間」だけでなく、睡眠「時刻」にも気をつけてることを忘れないでください。
妊活では睡眠以外にも漢方・鍼灸、骨盤ケアも合わせると効果的です。希望を叶えるサポートをましょう。ぜひご相談ください。
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