ブログ
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睡眠不足は優しさを奪う
睡眠の不足は様々な疾患のリスクになることが知らせれていますが、最近の研究で、睡眠不足は人から「やさしさ」を奪うかもしれないことがわかってきました。報告では他人への共感や気持ちを理解するために働く「心の理論 」ネットワークを形成する働きが徹夜をすると低下することを示しています。 -
こどものコロナ後遺症
こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。 子どものコロナ後遺症について海外で取りまとめた報告がありました。 21歳未満の659,286 名から得られたデータです。 これによると味覚・嗅覚の異常、疲労・倦怠感、胸痛など大人と共通する症状... -
寒冷凝集素症(CAD)について
「自己免疫疾患」とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気ですが、その一つに「寒冷凝集素症(CAD)」という病気があります。最近、この疾患に対する薬が発売されました。「エジャイモ(一般名:スチムリマブ)」という薬で、補体活性化経路を選択的に阻害する薬です。 -
内膜の厚さと多血小板血漿(PRP)療法
PRP療法は、2015年に子宮内膜発育促進作用が報告されてから、その有効性ついての報告が増えています。子宮にPRPを注入することで子宮内膜を厚くし、着床率を改善させる効果が期待されている新しい治療法です。体調を良い状態で維持し治療を効果的にするためにも漢方を併用するのもおすすめです。 -
採卵での「空胞」の意味
「採卵」後に「空胞でした」と説明を受けることがあります。その際「何がよくなかったのか」と悩んでしまうこともあると思います。でも「空胞」だったとしてもこれは自分自身の責任ではありません。一人ひとりに合わせた空胞対策をすることで「卵子」が採れないこと防いでいくことができます。 -
低グレードの胚盤胞
ある程度の数の胚盤胞が確保できている場合、低グレードの胚盤胞をどう扱ったら良いのか悩む場面があります。移植には良いグレードの胚盤胞から移植することが多いと思いますが、BC/CB/CC の胚盤胞は、AA/AB/BA/BB 胚盤胞と比較して移植に本当に向かないのでしょうか。 -
不安と着床の関係
「不安」は体調に大きな影響を与えます。妊活においても「着床」に影響を与える可能性も指摘されています。不育症、不妊症の方では血中のエピネフリン(=アドレナリン)の濃度が高いことがわかり、このことが着床能に影響を与える可能性があることが指摘されています。 -
乳酸菌と子どもの湿疹との関係
母親が乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスを摂取すると出生児の湿疹のリスクを低下させる可能性を示す報告があります。妊娠中だけでなく、妊活している方は妊娠前から腸内環境を整えるような食生活や生活習慣を心がけること、そして、さまざまな食材を偏りなく、食べることの大切さについて考える必要があります。 -
卵子凍結での出生率
健康な状態でありながら卵子凍結を行うことを「社会的適応による卵子凍結」と言います。加齢などで生殖機能の低下に備え、あらかじめ凍結しておく方法です。自分自身の凍結卵子による培養、妊娠成績について検討した研究があります。 -
BA.4.6
BA.2.75がインドで増えつつあることは以前にお伝えしました。そのため、BA.5 の次に世界で広がるのはこの BA.2.75 である「ケンタウロス」ではないかという懸念が広がっています。一方、アメリカでは BA.4 からの分岐である BA.4.6 が少しずつ拡大しています。