ブログ
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漢方
「コロナ急性期にあの漢方薬が有効」
少々煽り表現ですね。漢方の中身としては「葛根湯」+「小柴胡湯」なのですが、この組み合わせは「柴葛解肌湯(さいかつげきとう)」と言われる処方です。もう少し詳しく言うと「葛根湯」と「小柴胡湯」を合わせ、大棗(たいそう)と人参(にんじん)を除いて、石膏(せっこう)を加えたものです。インフルエンザの時にも使用することが多い漢方薬です。 -
妊活
卵巣予備能低下とテストステロン
妊活において「卵巣予備能」は大切です。「卵巣予備能」が低下すると妊活は難しくなります。卵巣の低反応性を改善する方法の1つとして、テストステロンの投与が試みられることがあります。最近の報告で、その方法により体外受精・顕微授精での成績がかなり改善したとする報告がありました。システマティックレビューとメタアナリシスです。 -
妊活
移植時の黄体ホルモン、補充をする?しない?
「自然周期なのですが黄体ホルモンの補充をした方が良いのでしょうか、で自然周期なのでできれば薬を使いたくないのですが・・・」という質問があります。 -
妊活
ダブル(デュアル)トリガー、トリプルトリガー
トリガーが適切でないと、未熟卵が多かったり、卵子が卵胞壁から離れないため空胞卵胞が多かったり、また採卵後の分割が遅く胚盤胞に至りにくくなることが知られています。もし、トリガーを1種類だけでしか行なっていない場合、ダブル(デュアル)トリガーを試してみても良いかもしれません。 -
新型コロナウイルス感染症
COVID-19と胎盤炎
コロナの感染で「胎盤炎」が起こると、広い範囲の「胎盤の破壊」を引き起こす可能性があります。重症化の有無にかかわらず、胎盤機能の障害が起こる可能性があり、これまでコロナ感染後、死産や胎児の死亡が報告された全てのケースにおいて、コロナワクチン「未接種」だったということがわかりました。 -
妊活
タイムラプスインキュベーター
「 タイムラスプスインキュベーター 」は最近はほとんどの不妊治療のクリニックで導入している設備だと思います。この「 タイムラスプスインキュベーター 」を用いた胚培養は、従来型の培養システムよりも胚盤胞到達率が高いことが無作為比較試験で示されたとする報告がありました。 -
妊活
早産と漢方
妊活についての相談以外に、妊娠中のトラブルを回避するための相談も多いです。その一つに「早産」についての相談があります。「早産」とは37週未満の出産のことをいいます。経済協力開発機構(OECD)諸国での平均は2018年で6.6%ですので、先進国の中で日本は小さく生まれる赤ちゃんの割合が高い国となっています。 -
妊活
卵巣嚢腫と妊活
妊活・不妊治療を行う際、卵巣嚢腫と診断を受けている方は、卵巣嚢腫の治療、特に手術を受ける際は注意が必要です。卵巣嚢腫を手術で切除すると、卵巣予備能の指標とされる AMH や AFC が低下することがあり、妊活・不妊治療に影響を与える可能性があります。 -
妊活
子宮筋腫と妊活
子宮筋腫が妊活や妊娠後の状況に影響を与えることがあります。妊活において子宮筋腫の適切な管理はとても重要です。子宮筋腫は子宮の筋肉(平滑筋)に発生する良性の腫瘍で、30歳以上の女性の20〜30%に、顕微鏡的なものを含めると約75%にみられる非常に多い疾患です。 -
妊活
低出生体重児の予防に漢方を
漢方は古来より妊娠中の母体と胎児を大切にすることを考え続けた医学でもあります。妊活を漢方でサポートする際には、妊娠だけが目標ではなく、妊娠中の母親の健康と、子どもがお腹の中でも産後もすくすくと健康に育ち、母親は産後からの速やかな回復を考えながら行います。