こむら返り(有痛性筋痙攣)と漢方・鍼灸

こむら返り(有痛性筋痙攣)とは|診断基準・原因・治療の限界と漢方・鍼灸によるサポート|相模原 タナココ
こむら返り(有痛性筋痙攣)× 漢方・鍼灸 / 相模原 タナココ

こむら返り(有痛性筋痙攣)とは──
原因・診断・現在の治療と、体質から整えるアプローチ

就寝中にふくらはぎが突然つり、痛みで目が覚める。数分で治まっても、そのあとなかなか眠れない。こむら返りは「よくあること」と流されがちですが、回数が増えれば、睡眠も日中の体調も削られていきます。

原因は一つに決まりません。加齢、服用中の薬、持病、筋肉の疲れ、体質が重なって起こります。安全性と有効性の両方が確立した治療が限られていることも、長引きやすい理由です。

タナココでは、西洋医学の知見を土台に、中医学の弁証(体質の見立て)にもとづく漢方と鍼灸で、発作の回数を減らし、夜に眠れる状態へ近づけることを目標にしています。

最終更新日:2026年10月31日

こむら返り(有痛性筋痙攣)の理解と体質へのアプローチ

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こむら返り(有痛性筋痙攣)とは何か

こむら返りは、医学的には有痛性筋痙攣(muscle cramp)と呼ばれる状態です。骨格筋が自分の意思とは関係なく突然強く収縮し、強い痛みを伴います。ふくらはぎ(腓腹筋)にもっとも多く、足の裏、太もも、足の指に起こることもあります。持続は数秒から数分で、治まったあとも筋肉の痛みや張りが数時間残る場合があります。

就寝中に起こるものは、国際睡眠障害分類第3版(ICSD-3)で「睡眠関連下肢こむら返り(nocturnal leg cramps)」として、睡眠に関連する運動障害のひとつに分類されています。睡眠を妨げることが、診断名のうえでも重視されているということです。

大半は、原因となる病気が見つからない特発性のこむら返りです。一方で、肝硬変、透析、腰部脊柱管狭窄症、糖尿病、妊娠、血管の病気、服用中の薬などが背景にある二次性のものも含まれます。この2つで対処が変わるため、最初に「どちらに近いか」を整理することが出発点になります。

「こむら返り」という呼び名について:

「こむら」はふくらはぎを指す古い言葉で、こむら返りは、ふくらはぎの筋肉がひきつる様子を表した日本語です。医療の現場では有痛性筋痙攣、筋痙攣などとも呼ばれ、いずれも同じ症状を指します。「足がつる」と表現する方も多く、本ページではこれらをまとめて扱います。
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診断基準と、似た症状との見分け方

こむら返りの診断は、問診が中心です。発作の様子を聞き取れば診断がつくことがほとんどで、特発性が疑われる場合、血液検査などの特別な検査は通常必要ないとされています(Allen と Kirby、American Family Physician、2012年)。検査が行われるのは、背景に病気や薬の影響が疑われる場合です。

1)睡眠関連下肢こむら返りの診断基準

米国睡眠医学会(AASM)が示す3つの基準(ICSD-3)

① 痛みと筋肉の硬さ:脚または足に痛みがあり、筋肉の突然の硬さ・張り(強い筋収縮)を伴う。

② 発生する時間帯:床に就いている間に起こる。覚醒中に起こる場合も、睡眠中に起こる場合も含まれる。

③ 伸ばすと和らぐ:筋肉を強く伸ばすと痛みが和らぎ、収縮が解ける。

この基準は就寝中の発作を対象としています。日中や運動中に起こるこむら返りも、同じ筋痙攣として診療されます。

2)似た症状との見分け方

夜間の脚の不快感には、こむら返り以外の病気も含まれます。見分けの手がかりは、筋肉が実際に硬く縮んでいるか、何をすると楽になるか、という点です。

疾患・状態 主な特徴 こむら返りとの違い
むずむず脚症候群(RLS) 脚を動かしたい強い衝動と不快感。夕方から夜にかけて出やすく、動かすと軽くなる こむら返りは筋肉が触ってわかるほど硬く縮み、動かすことではなく「伸ばす」ことで和らぐ
間欠性跛行 歩くと脚が痛くなり、休むと軽くなる。血管や神経(脊柱管)が原因となる 歩行や脚の運動で悪化する点が異なる。こむら返りは安静時・夜間に起こる
末梢神経障害 しびれ、ビリビリする痛み、感覚の鈍さ 筋肉の突然の収縮が主体ではない。ただし神経障害にこむら返りが加わることはある
筋炎・薬剤による筋障害 筋肉痛や脱力が続く。血液検査でCK(クレアチンキナーゼ)が上がることがある 発作的な収縮ではなく、持続する筋肉の痛みや脱力が中心

3)先に医療機関での確認が必要な場合

次のような場合は、漢方・鍼灸より先に医療機関での確認が優先されます。

  • 片脚だけが腫れている、赤い、熱をもっている(血栓など血管の病気の可能性があります)
  • 筋力の低下、筋肉のやせ、しびれ、感覚の鈍さを伴う
  • 歩くと痛みが出て、休むと軽くなる
  • 肝臓・腎臓・甲状腺の病気や糖尿病などの持病がある
  • 新しい薬を始めてから回数が増えた、または短期間で急に増えた
服用中の薬が関係している場合でも、自己判断で中止せず、処方した医師に相談することが必要です。
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症状:発作の特徴と睡眠・生活への影響

典型的な発作は、多くが突然始まります。軽い痛みから徐々に強まる場合もあり、痛みの強さには個人差があります。

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発作そのもの

突然の強い痛み。ふくらはぎの筋肉が盛り上がるように硬くなる。足先が下に反ったり、指が曲がったりすることがある。数秒から数分続き、自然に治まる。ふくらはぎのほか、足の裏や太ももにも起こる。

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発作のあとの状態

筋肉の痛みや圧痛が数時間残る。同じ夜に繰り返し起こることがある。筋肉の痛みが残るため、再び眠りにつくのが難しくなることがある。

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睡眠・生活への影響

中途覚醒、寝つきの悪さ、睡眠の質の低下。睡眠が分断されれば、日中のだるさにもつながる。就寝中のこむら返りは、二次的な不眠を伴うことが知られている。

多くの発作は、ストレッチやマッサージ、温めることで短時間のうちに楽になります。発作が週に何度もある場合は、1回ごとの痛みが軽くても、睡眠の分断が積み重なります。生活への影響は、痛みの強さだけでなく回数にも左右されます。

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有病率と日本の現状

こむら返りは、年齢を重ねるほど増える、きわめてありふれた症状です。頻度が高い方ほど、睡眠や生活への影響は大きくなります。

対象 頻度の目安 特記事項
成人全般 夜間のこむら返りを経験したことがある人は、成人の約5〜6割 一度でも経験した人の割合。頻繁に悩む人は、その一部
60歳以上 約3人に1人が、2か月に1回以上 米国睡眠医学会(AASM)の患者向け資料による。加齢とともに頻度が増える
妊娠中 比較的よくみられる症状 妊娠中によくある症状のひとつとされる
持病のある方 肝硬変や透析を受けている方で多い 腰部脊柱管狭窄症、糖尿病、末梢血管の病気なども背景になる

日本では、こむら返りに漢方薬が使われることが一般的です。芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、医療用エキス製剤の効能・効果に「急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛」が示され、一般用医薬品にも「こむらがえり」の効能が表示されています。米国では、こむら返りを対象に承認された薬がないとされ、日本の漢方薬が研究の対象にもなっています(第9章)。

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発症のメカニズム

こむら返りの病態は、現在も完全には解明されていません。それでも、観察されている事実(夜間に多い、ふくらはぎに多い、伸ばすと治まる)から、原因を段階的にたどることはできます。以下は、現時点で有力とされる考え方を、直接の仕組みから背景要因へと順に整理したものです。

1)運動神経の興奮性が高まる

発作中の筋肉では、運動単位(運動神経とそれが支配する筋線維のまとまり)が、通常よりはるかに速い頻度で興奮し続けています。特発性のこむら返りでは、毎秒50回、あるいはそれ以上の頻度での発火が報告されています(Swashら、2019年)。筋肉が勝手に縮むのではなく、運動神経からの指令が過剰に続いている状態です。

過剰な指令がどこで生じているかについては、脊髄を含む中枢側で運動ニューロンの興奮性が変化するという説と、末梢の運動神経が自発的に放電するという説があります。近年の実験結果は、中枢起源説を支持しています(Minettoら、2013年)。反対の働きをする筋肉(拮抗筋)を自分の意思で収縮させると発作が弱まることも、中枢側の調節が関わっている根拠のひとつとされています。

2)なぜ夜間・ふくらはぎに多いのか

ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)は、立つ・歩くたびに使われ、疲労がたまりやすい部位です。睡眠中は足先が下に向きやすく、この筋肉が縮んだ位置のまま長時間動きません。運動に伴うこむら返りの研究では、筋肉が縮んだ位置にあると、筋の張力を感じ取る感覚器からの入力バランスが変わり、運動ニューロンの活動が高まりやすいという考え方が示されています。夜間の発作にも同じ仕組みが関わるかどうかは、確認されていません。

就寝前のふくらはぎのストレッチで夜間のこむら返りが減ったという試験結果(Hallegraeffら、2012年)は、この考え方と矛盾しません。いずれも仮説の段階です。

もうひとつ、筋膜に生じる硬い圧痛点(トリガーポイント)の関与も研究されています。健康な人の潜在性トリガーポイントを刺激すると、こむら返りが誘発されたという実験報告があります(Geら、2008年)。夜間のふくらはぎのこむら返りに、トリガーポイントが関わるケースがあることを示唆しています。

3)背景にある薬・持病・生活要因

では、なぜ運動神経の興奮性が高まるのか。ここには複数の背景要因が関わり、人によって組み合わせが異なります。

服用中の薬

  • 利尿薬、スタチン(脂質異常症の薬)、長時間作用型β2刺激薬の吸入:新たに処方された後に、こむら返りの治療薬(キニーネ)が処方される人が増えるという関連が、人口規模のデータ解析で示されている(Garrisonら、2012年)。因果関係の確定には至っていない
  • ラロキシフェン、テリパラチドなどでも関連が報告されている

持病(二次性)

  • 肝硬変、腎不全・透析
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 末梢血管疾患、下肢静脈の弁不全
  • 糖尿病、末梢神経障害、甲状腺の病気

筋肉・生活の要因

  • 日中の筋肉の疲労、激しい運動のあと
  • 脱水や体液・電解質の乱れ
  • 内分泌(ホルモン)の病気、動きにくくなる病気による活動量の低下

年齢・妊娠

  • 高齢になるほど頻度が増える
  • 妊娠中に増えやすい(原因が妊娠そのものか、下肢静脈の循環の変化かは区別が難しいとされる)

4)電解質・脱水との関係

「ミネラル不足」「水分不足」がこむら返りの原因として語られることは多くあります。脱水や体液・電解質の乱れは、たしかにこむら返りの危険因子として挙げられます。一方、原因となる病気のない特発性のこむら返りでは、血液中の電解質の異常が一貫して見つかるわけではなく、診断のために電解質を調べる必要は通常ないとされています(Allen と Kirby、2012年)。

透析、利尿薬の使用、肝疾患など、電解質が動きやすい背景がある場合は、個別に評価されます。この点は、マグネシウムの補充効果(第6章)とも関わります。

夜間のこむら返りが起こるまでの流れ(現時点で考えられている仮説)

① 背景:加齢、薬、持病、筋肉の疲労などが重なる。

② 興奮性の上昇:脊髄の運動ニューロンが興奮しやすい状態になる。

③ 夜間の姿勢:睡眠中、ふくらはぎが縮んだ位置のまま長時間保たれる。

④ 発作:運動単位が高い頻度で興奮し、筋肉が強く収縮して強い痛みが出る。

⑤ 解除:筋肉を伸ばす、拮抗筋を収縮させるなどの刺激で、脊髄反射が働き、収縮がゆるむ。

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現在の治療とその課題

こむら返りの治療は、発作時の対処、予防、背景因子の見直し、薬物療法を組み合わせて行われます。効果が十分に確かめられた決定的な治療は、多くありません。ここでは、各項目の根拠の強さも合わせて整理します。

発作時の対処

  • 筋肉を伸ばす:足首を手前に曲げ(背屈)、つま先を体のほうへ引いて、つったふくらはぎを伸ばす。もっとも基本的な方法で、診断基準にも「強く伸ばすと和らぐ」ことが含まれる。
  • マッサージ・温める:つった筋肉を手でほぐす、温める、脚を動かす。

予防:就寝前のストレッチ

55歳以上の80人を対象にした無作為化試験(Hallegraeffら、Journal of Physiotherapy、2012年)では、就寝直前にふくらはぎとハムストリングのストレッチを6週間続けた群で、夜間のこむら返りの回数と痛みの強さが、行わなかった群より有意に減りました。1晩あたりの回数の差は約1.2回、痛みの強さ(10cmの視覚的評価尺度)の差は約1.3cmでした。

この試験は規模が小さく、対象者の発作頻度が高かったことなどから、解釈に議論もあります。それでも、薬のような副作用の心配が少なく、費用もかからない方法として、最初に試される予防策です。

背景因子の見直し

薬剤の影響が疑われる場合は処方内容の調整、持病が背景にある場合はその治療・管理が優先されます。これらは主治医との相談のうえで進めます。

薬物療法

薬剤・成分 位置づけ 根拠・注意点
芍薬甘草湯(漢方) 日本で広く用いられるこむら返りの処方。医療用の効能に「急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛」 症状のあるときに服用する使い方が中心。甘草を含むため、偽アルドステロン症(低カリウム血症・血圧上昇・むくみ)やミオパチーに注意が必要。長期連用は避ける。研究は小規模(第9章)
筋弛緩薬(エペリゾンなど) 筋肉の緊張をゆるめる目的で使われることがある 腰部脊柱管狭窄症に伴う筋けいれんで芍薬甘草湯と比較した研究がある(Takaoら、2015年、第9章)
マグネシウム 予防目的で広く使われてきた Cochrane レビュー(Garrisonら、2020年)は、高齢者の特発性こむら返りに対し、臨床的に意味のある予防効果は乏しいと結論。妊娠中については結論が定まっていない
キニーネ 発作の回数と強さを一定程度減らすことが知られる Cochrane レビュー(El-Tawilら、2015年、23試験・1,586人)では、発作の回数と強さを中等度に減らす一方で持続時間は変わらず、まれに重篤な副作用(血液障害など)が起こり得る。米国FDAは2010年にこむら返りへの使用についてリスク管理計画を開始した。現在は推奨されない
ビタミンK2(メナキノン-7) 2024年に報告された新しい選択肢(下記) 本ページで紹介する試験は1件で、追試の結果を待つ段階。ワルファリン服用中の方は使用前に確認が必要
2024年の新しい報告:ビタミンK2のランダム化比較試験

中国で実施された多施設・二重盲検のプラセボ対照試験(Tanら、JAMA Internal Medicine、2024年)です。夜間のこむら返りがある65歳以上の199人を、ビタミンK2(メナキノン-7)180μgの毎日摂取群とプラセボ群に分け、8週間観察しました。

ビタミンK2群では、1週間あたりの発作回数が約2.6回から約1回へ減り、痛みの強さと持続時間もプラセボ群より大きく減少しました。ビタミンK2に関連する有害事象は報告されていません。

一方で、ここで紹介したのは1件の試験結果です。他の集団での再現、長期の効果、睡眠の質への影響は、今後の検証課題です。ビタミンKは血液を固まりやすくする働きがあり、ワルファリンの効き方に影響するため、抗凝固薬を服用中の方は必ず主治医・薬剤師に確認してください。

現在の治療だけではカバーしきれない部分

西洋医学的治療を補う視点が求められる点

原因が特定できないことが多い:特発性では、原因に直接働きかける治療が確立していません。対処が、発作時のストレッチと予防的な工夫に偏りやすくなります。

予防の選択肢に限りがある:広く使われてきたマグネシウムは効果が乏しいとされ、効果の認められたキニーネは安全性の理由から推奨されません。

薬を長く使いにくい:芍薬甘草湯は、甘草の副作用への配慮から、使用期間を必要最小限にとどめることが添付文書にも示されています。発作が頻繁な方ほど、頓服だけでは対応しきれません。

睡眠への影響が残る:1回の発作が短時間でも、夜間の中途覚醒が重なると、睡眠の質の低下は続きます。

ストレッチは継続が前提:効果を示した試験のある予防法ですが、毎晩続けることが前提で、すべての方で発作が止まるわけではありません。

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西洋医学 vs 中医学 アプローチ比較

こむら返りに対する西洋医学と中医学のアプローチの違いを整理します。両者は対立するものではなく、役割が異なります。

観点 西洋医学的アプローチ 中医学的アプローチ
病態の捉え方 運動神経の興奮性、筋肉の疲労、背景にある病気や薬剤の影響という生理学的な要因で評価 筋を養う血(肝血)の不足、腎の精気の衰え、冷え(寒)、血や水の巡りの滞り(瘀血・湿)として、体質の偏りを包括的に把握する
治療の目標 発作の回数・痛みの軽減、睡眠の改善、背景疾患の管理 筋を養い、冷えと滞りを取り除き、発作が起こりにくい体質へ整える
主な治療手段 ストレッチ、薬剤の見直し、芍薬甘草湯などの薬物療法、持病の治療 弁証に基づく漢方処方(芍薬甘草湯・当帰芍薬散・疎経活血湯・牛車腎気丸など)・鍼灸(承山・陽陵泉・委中・三陰交等)
長所 背景にある病気や薬の影響を見つけられる。診断基準が明確。発作時の対処法が確立している 発作時の頓服と、起こりにくい体質への調整を同じ枠組みで考えられる。冷え・むくみ・睡眠・月経など併存する症状も同時に診られる
限界・課題 特発性に対する決定的な治療がない。予防薬の選択肢が限られる。薬の長期使用に制限がある 効果に個人差がある。質の高い大規模試験が限られる。甘草・附子を含む処方には注意点がある
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中医学からのこむら返り病態分析

中医学では、筋肉は血によって養われ、その働きは肝が主ると考えます。古典『黄帝内経』には「肝は筋を主る」とあります。血が足りなくなる、潤いが減る、冷えて筋が縮む、巡りが悪くて栄養が届かない。こうした状態が重なると、筋がひきつれると捉えます。『傷寒論』にも、足がひきつれて伸びない状態(脚攣急)に芍薬甘草湯を用いる記載があります。

夜間に増えることについては、横になると血が肝に戻り、日中に使った筋を養うという考え方があります。血が不足している人は、この時間帯に筋への供給が足りなくなる、と見立てます。

脈診・舌診・腹診・問診の総合分析(弁証〔べんしょう〕)によって体質の偏りを把握し、処方と鍼灸の方針を決定します。こむら返りでよく見られる証(体質のパターン)は次のとおりです。

かんけっきょ
肝血虚(筋を養う血の不足)

筋肉に栄養を届ける血が足りない状態。夜間から就寝中にこむら返りが出やすい。爪が薄く割れやすい、目の疲れやかすみ、皮膚の乾燥、めまい・立ちくらみを伴う。女性では月経量が少ないことも多い。舌は淡い色。芍薬甘草湯のほか、当帰芍薬散、四物湯などが検討される。

かんじんいんきょ
肝腎陰虚(潤いと精の不足)

加齢や慢性的な消耗で、体を潤す陰液と腎の精が不足した状態。腰や膝のだるさ、ほてり、寝汗、口の渇きが目立つ。高齢の方に多い。舌は赤みが強く、苔が少ない。六味丸などが検討される。

じんようきょ・かんぎょう
腎陽虚・寒凝(冷えで筋が縮む型)

体を温める力が弱く、冷えで筋肉が縮みやすい状態。冷えると悪化し、温めると楽になる。足腰の冷え、夜間頻尿、むくみ、下肢のしびれを伴う。舌は淡く、白い苔がつく。牛車腎気丸や八味地黄丸が検討され、冷えが強く発作が頻回な場合は芍薬甘草附子湯が選ばれることがある。

きけつりょうきょ
気血両虚(疲れが強い型)

気(エネルギー)と血がともに不足した状態。疲れやすい、食欲が出にくい、息切れ、筋力の低下を伴う。長引く不調や病後、高齢の方に見られる。十全大補湯などが検討される。

おけつ・しつたい
瘀血・湿の滞り(巡りの悪い型)

血や水の巡りが滞り、筋肉に栄養が届きにくい状態。立ち仕事や座りっぱなしが多く、ふくらはぎのむくみ・重だるさ・静脈の浮き出しを伴う。痛みの場所が決まっていて、ふくらはぎに硬い圧痛点(硬結)がある。舌は暗い紫色を帯びる。疎経活血湯など、血を巡らせて湿を除く処方が検討される。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)がこむら返りに用いられる理由:

芍薬甘草湯は、芍薬と甘草の2つの生薬を同量合わせた処方です。『傷寒論』に記載があり、条文は、足がひきつれて伸びない状態に芍薬甘草湯を与えると、その足が伸びる、という趣旨で結ばれています。中医学的には、酸味の芍薬と甘味の甘草を組み合わせて陰血を養う「酸甘化陰(さんかんかいん)」、肝を和らげて筋肉の緊張をゆるめる「柔肝(じゅうかん)」という働きを持つと説明されます。体質(証)を問わず使いやすく、効果の現れが比較的早い処方として、発作時の頓服に広く用いられています。

一方で、甘草を多く含むため、長期の連用や、他の甘草を含む処方・利尿薬との重複には注意が必要です。この点は第10章で説明します。
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漢方・鍼灸に関する研究報告の現状

研究の現状と限界: こむら返りを対象にした漢方・鍼灸の研究は少なく、規模も小さいものが中心です。対象が肝硬変や脊柱管狭窄症などの特定の病気に偏っていること、鍼灸ではどちらが本物か分からないようにする設計(盲検化)が難しいことなど、研究方法上の課題もあります。「確実に効く」と言い切れる段階ではありません。以下は、確認できた主な報告を、結果とあわせて整理したものです。

芍薬甘草湯の臨床試験

肝硬変に伴う筋痙攣の患者101人を対象にした、二重盲検のプラセボ対照試験(Kumadaら、1999年)で、芍薬甘草湯群の改善がプラセボ群を上回ったと報告されています。

腰部脊柱管狭窄症に伴う痛みのある筋けいれんの患者58人を対象にした研究(Takaoら、Kobe Journal of Medical Sciences、2015年)では、芍薬甘草湯群(16人)のうち13人で発作の頻度が半分未満になり、筋弛緩薬エペリゾン群(14人)では4人でした。効果が最大になるまでの期間は3日以内の人が多く、症状のあるときに2.5gを頓用する方法でも、1日7.5gを定期的に服用する方法と同等の効果が得られたと報告されています。少人数で、盲検化されていない試験である点には注意が必要です。

2020年には、これらを含む3件の無作為化試験を対象とした系統的レビュー(Otaら、Journal of General and Family Medicine)が発表されました。試験間のばらつきが大きく統合解析はできませんでしたが、肝硬変や腰部脊柱管狭窄症に伴うこむら返りに有効である可能性が示されました。その後の2021年には、対象の3試験のうち2試験はバイアス(偏り)のリスクが高く、結論は慎重に読むべきだという指摘も寄せられています。

国内では、肝硬変の筋痙攣に対し、牛車腎気丸と芍薬甘草湯を比較した多施設の無作為化比較試験も行われています。

2025年には、米国のコロンビア大学の研究チームが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の筋けいれんに対する芍薬甘草湯の少数例のN-of-1試験(Mitsumotoら、Muscle & Nerve)の結果を報告しました。日本のALS診療ガイドラインが難治性の筋けいれんに芍薬甘草湯を挙げていることが、研究のきっかけとされています。主要評価項目では統計的な差は認められず、けいれんの誘因や頻度に関する項目で改善が示唆される、という予備的な結果です。

鍼を用いた治療に関する研究

夜間のふくらはぎのこむら返りに対しては、鍼を用いたトリガーポイント治療(ドライニードリング)の研究があります。2023年にTurkish Journal of Osteoporosisに掲載された無作為化比較試験では、ストレッチのみの群と、ストレッチにふくらはぎ(腓腹筋)のトリガーポイントへのドライニードリングを加えた群を比較しました。3か月後まで評価した結果、併用群で痛み、発作の持続時間と強さが軽くなり、睡眠の質も改善したと報告されています。

2025年には、阿是穴(あぜけつ:圧痛点)に対する火鍼療法を、50〜75歳の夜間のこむら返りの方に行う、偽治療対照の無作為化パイロット試験の計画(68人、週2回・4週間)が公表されています。結果は今後の報告を待つ段階です。

私たちが調べた範囲では、経穴(ツボ)への鍼灸が、こむら返りに対して有効であることを確立する大規模な比較試験は、現時点で確認できていません。ドライニードリングは鍼と同じ道具を使う技術ですが、狙う部位や理論が鍼灸とは異なります。この点は区別して受け取る必要があります。そのうえで、ふくらはぎの筋肉の緊張と圧痛点にアプローチする鍼治療については、小規模ながら研究の報告が出始めています。

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タナココにおける漢方・鍼灸のサポート

漢方薬による体質へのアプローチ

タナココの漢方では、まず発作時の対処を整え、そのうえで筋を養う血・巡り・冷えといった体質の土台を調整します。発作の回数を減らし、薬に頼る頻度を下げていくことが目標です。弁証に基づく処方選択の方向性は、次のとおりです。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう): 発作時に服用する基本の処方。体質を問わず用いやすい。甘草を含むため、使用する期間と頻度を確認しながら使います。


芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう): 冷えが強く、発作が頻回なタイプに。附子(ぶし)を含み、体を内側から温める。体質と量を慎重に見極めて使います。


当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・四物湯(しもつとう): 血の不足が背景にあるタイプに。月経の乱れ、冷え、むくみ、立ちくらみを伴う女性に用いられることが多い処方。


疎経活血湯(そけいかっけつとう): 血と水の巡りの滞りが目立つタイプに。立ち仕事による下肢の重だるさ、ふくらはぎの硬さ、痛みの場所が決まっている場合に。


牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)・八味地黄丸(はちみじおうがん)・六味丸(ろくみがん): 加齢に伴う腎の衰えが背景にあるタイプに。夜間頻尿、下肢の冷えやしびれ、腰のだるさを伴う場合に。冷えが強ければ牛車腎気丸・八味地黄丸、ほてりが強ければ六味丸の方向で検討します。


十全大補湯(じゅうぜんたいほとう): 疲れやすく、食欲が出にくい、気と血がともに不足しているタイプに。


これらは単独ではなく、弁証に基づいて組み合わせます。処方の選択・用量は、年齢・体格・体質・症状・服薬状況に応じて個別に判断します。甘草を含む処方どうしの重複、利尿薬との併用による血圧やカリウム値への影響、附子を含む処方の使い方は、薬剤師が確認します。肝臓・腎臓の病気や心臓の病気がある方は、主治医の診断と検査値をふまえて進めます。

鍼灸施術による筋緊張・循環へのアプローチ

鍼灸では、ふくらはぎの筋肉の緊張、圧痛点、冷え、下肢の循環を確認し、経穴への刺激を通じて、筋を養い、巡りを整えることを目指します。こむら返りでよく用いられる経穴の例は、次のとおりです。

承山(しょうざん): ふくらはぎの中央、腓腹筋の2つの筋腹が分かれる付近にある、こむら返りの代表的なツボ。ふくらはぎの緊張を緩める目的で用います。

委中(いちゅう): 膝の裏の中央。下肢の後面の緊張と循環に対応します。

陽陵泉(ようりょうせん): 膝の外側下にあり、筋に関わる不調に用いられる「筋会(きんえ)」のツボ。筋肉のひきつりや緊張に。

三陰交(さんいんこう): 内くるぶしの上にあり、肝・脾・腎の3つの働きを調える。血を補い、冷えや月経の乱れを伴うタイプに。

足三里(あしさんり): 膝の下にあり、胃腸の働きを助けて気血を生み出す。疲れやすい、食欲が出にくいタイプに。

太衝(たいしょう)・太谿(たいけい): 太衝は足の甲にあり、肝の働きを調える。太谿は内くるぶしとアキレス腱の間にあり、腎を補う。血の不足や加齢に伴うタイプに。

阿是穴(あぜけつ)・灸: ふくらはぎの硬結や圧痛点を探して刺激する。冷えが強い場合は、温かさを感じる程度の灸を併用します。

施術は、発作が起きていない日に行い、個人の体質・証・現在の症状に合わせて経穴を選択します。初回はお体の反応を確認しながら、細い鍼で丁寧に進めます。妊娠中は経穴の選択に配慮が必要なため、妊娠の可能性を含めて必ずお知らせください。抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を服用中の方は、内出血の可能性があるため、事前にお伝えください。

日常で見直しやすいこと

就寝前のストレッチ:効果を示した試験がある方法です。就寝直前に、ふくらはぎとももの裏側をゆっくり伸ばします。

足元の冷え対策:中医学では、冷えは筋が縮む大きな要因とされます。足首を冷やさない、冷房の風を直接当てないといった工夫が挙げられます。

水分と食事:水分をこまめにとる、血を養う食材(黒ごま、ほうれん草、なつめなど)をとり入れる、といった基本的な養生も、体質調整の土台になります。

タナココでは、現在受けている医療的な支え(診断名、服用中の薬、検査値)をお聞きしながら、それと組み合わせる形で漢方・鍼灸の方針を考えます。「まず病院で確認すべきか迷っている」という段階でも、情報整理のご相談から歓迎します。

「芍薬甘草湯を使っているが、また起こる」「利尿薬やスタチンを飲み始めてから増えた」「肝臓や腎臓の病気があり、使える薬が限られている」「妊娠中で薬に不安がある」。どの状況でも、現状をお聞きするところから始めます。薬剤師・鍼灸師・認定心理士の資格を持つ担当者が、西洋医学と中医学の両面から、状態に合った提案をいたします。

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よくある質問(FAQ)

こむら返りが夜中に起こるのはなぜですか?
原因は完全には解明されていませんが、脊髄の運動ニューロンの興奮性が高まり、筋肉への指令が過剰に続くことが、直接の仕組みと考えられています。夜間に多い理由としては、睡眠中にふくらはぎが縮んだ位置のまま長時間保たれることなどが挙げられています。背景には、加齢、利尿薬やスタチンなどの薬、肝臓・腎臓の病気や糖尿病、筋肉の疲れなどがあり、人によって組み合わせが異なります。中医学では、血が不足している人は、夜間に筋を養う力が足りなくなる、と捉えます。
こむら返りで病院を受診する目安はありますか?
片脚だけが腫れる・赤い・熱をもつ場合、筋力の低下・しびれ・筋肉のやせを伴う場合、歩くと痛みが出て休むと軽くなる場合、肝臓・腎臓・甲状腺の病気や糖尿病がある場合、新しい薬を始めてから増えた場合、短期間で急に回数が増えた場合は、先に医療機関での確認が必要です。薬が関係していても、自己判断で中止せず、処方した医師に相談してください。これらに当てはまらない、よくあるこむら返りであれば、漢方・鍼灸のご相談を並行して始めることができます。
マグネシウムのサプリメントでこむら返りは防げますか?
Cochrane レビュー(2020年)は、高齢者の特発性こむら返りに対し、マグネシウムの補充が臨床的に意味のある予防効果をもたらす可能性は低いと結論づけています。妊娠中については、結論が定まっていません。腎機能が低下している方は、マグネシウムが体内にたまりやすいため、自己判断での摂取は避け、主治医に相談してください。
芍薬甘草湯は、こむら返りが起こるたびに飲んでよいですか?
芍薬甘草湯は、医療用でも「治療上必要な最小限の期間」にとどめることが添付文書に示されており、一般用医薬品でも、症状があるときのみの服用とし、連用しないよう注意されています。甘草を含むため、続けると偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、むくみ)やミオパチー(筋肉の脱力)が起こることがあります。低カリウム血症などのある方には使えず、他の甘草を含む漢方薬や利尿薬との併用にも注意が必要です。発作のたびに使う状態が続く場合は、原因の確認と、体質を整える治療を併せて検討する時期です。薬剤師にご相談ください。
漢方・鍼灸はこむら返りに効きますか?
芍薬甘草湯は、肝硬変や腰部脊柱管狭窄症に伴うこむら返りで有効性を示す研究があり、日本の臨床で広く使われています。研究は少人数のものが中心で、「確実に効く」と言い切れる段階ではありません。鍼については、ふくらはぎのトリガーポイントへの鍼治療が、夜間のこむら返りの痛みや睡眠の質を改善したという報告(2023年)があります。経穴への鍼灸を主体とした大規模試験は限られており、研究の蓄積を待つ分野です。体質には個人差が大きいため、タナココでは弁証に基づき、年齢・体質・症状・服薬状況に合わせた処方・施術を提案します。
妊娠中のこむら返りにも、漢方や鍼灸は使えますか?
妊娠中は、こむら返りが起こりやすい時期です。妊娠中に漢方薬を使う場合は、処方内容によって注意が必要なため、必ず医師・薬剤師に相談してください。市販の芍薬甘草湯の製品も、妊娠中は服用前の相談が求められています。鍼灸は、妊娠中に避ける経穴があるため、妊娠中であることを必ずお伝えください。タナココは妊活・妊娠中・産後のサポートも行っており、妊娠週数や体調をふまえて施術と養生の方針を考えます。
肝硬変・透析・脊柱管狭窄症などの持病があり、こむら返りが続いています。漢方は使えますか?
これらの持病は、こむら返りの背景として知られており、芍薬甘草湯の研究が行われてきた対象でもあります。ただし、持病によって使える処方や注意点が変わります。たとえば、甘草は血圧やカリウム値に影響するため、腎臓や心臓の病気、利尿薬の使用がある場合は、主治医の診断と最新の検査値を確認しながら進める必要があります。タナココでは、薬剤師が現在の処方内容との相互作用を確認し、主治医の治療を妨げない形で漢方・鍼灸をご提案します。併用していることは、主治医にもお伝えください。
改善までどれくらいかかりますか?
個人差が大きく、一概には言えません。発作時の頓服は比較的早く効果を感じる方もいますが、起こりにくい体質への調整は、発作の回数や強さ、夜の眠りの変化を数か月単位で見ながら進めるのが基本です。タナココでは、発作の頻度と睡眠の状態を定期的に確認し、体質の変化に合わせて処方と施術を調整します。

こむら返り──「年のせい」「よくあること」で済ませない選択肢があります

夜中に足がつって目が覚める状態が続くと、睡眠が削られ、日中の体調にも響きます。こむら返りは「よくあること」と言われやすい一方で、薬の影響や持病が隠れていることがあり、医療機関での確認が先に必要な場合もあります。

原因の確認をしたうえで、体質の面からできることは複数あります。筋を養う血を補う、冷えを取る、巡りを整える。発作時の頓服と、起こりにくい体質への調整を組み合わせて、回数を減らすことを目標にしています。

「芍薬甘草湯を使っているが、また起こる」「利尿薬を飲み始めてから増えた」「透析や肝臓の病気があり、使える薬が限られている」「妊娠中で薬に不安がある」。どの状況でも、現在の治療内容と症状の経過をお聞きするところから始めます。薬剤師・鍼灸師・認定心理士の資格を持つ担当者が、西洋医学と中医学の両面から、状態に合う方法を探します。

夜に眠れる状態を取り戻すために、できることを最後まで検討します。まずは現状をお聞かせください。

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