こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
今日は長時間のデスクワークと「精子の質」との関係についてです
長時間のデスクワークは精子DNA断片化率の上昇を招く可能性があるという報告があります。「精子の質」は妊活・不妊治療の成績に大きく影響すると考えられています。
精子DNA断片化率とは、損傷したDNAをもつ精子の割合のことです。
この割合が20%以上になると「受精率」「妊娠率」「流産率」に影響があることがわかっています。
この報告で注目すべきは、長時間のデスクワークは「精液検査の結果」には影響が見られず、「精子DNAの損傷率」が高くなったということです。
デスクワークが就労時間の50%以上だと、精子DNA断片化リスクが2倍になるとしています。
精巣の温度は体温に比べて1-2℃低く保たれています。それが、長時間のデスクワークで精巣温度が上昇すると「酸化ストレス」が上昇し「精子DNAの損傷」が起こるのではないかと考えられています。
精子は予想以上に「温度」の影響を受けます。精子は温度変化に致命的に脆弱です。
精巣温度をモニタリングした研究報告では、同じ姿勢で座ることで陰嚢の温度が上昇しますので、精子のためにはデスクワークなどは減らしたいところですが、一方で休憩中に体勢を変えたり、歩き回ることで精巣温度は下がることもわかっています。
精巣温度の上昇は精子DNAを損傷し精子の質が低下しますが、日常生活ではちょっとした注意でその影響を減らすことができますので、長時間のデスクワークなどの際は適度に休憩を挟むようにするとダメージは減らせます。
精子DNA断片化率の検査は標準の検査ではありませんので、もし精液検査の結果が悪くなくても受精率が良くない、流産を繰り返すなどの場合は検査を考慮してみても良いかもしれません。
また、妊活・不妊治療では漢方は精子の質の改善に役立ちます。
ぜひ、ご相談ください。
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