こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
採卵数の予測の指標となるもの
採卵周期では良い状態の卵が何個採卵できるかはとても気になるポイントです。
どのくらい採卵できそうか…そのための指標にいろいろ用いられていますが、何が良いのかを調べた研究があります。
21〜46歳の治療中の女性521名について、21-34歳、35-39歳、40-46歳の3つのグループにわけて様々な検査値を調べました。
その結果、採卵数を反映する指標として、AMH(アンチミュラー管ホルモン)が特に35-46歳において、採卵数の予測と関係が強いことがわかりました。
病院で不妊治療を始める際に、最初の検査項目の中に「AMH」があると思います。「AMH」の値が低いと「早めにステップアップしましょう」と言われることがありますが、これは卵巣に残っている卵胞の残りが少なくなってきていると考えられているからです。
「AMH」は卵巣の予備能を予測する検査の1つで発育途中にある卵胞から分泌されるホルモンです。月経周期には左右されず、発育卵胞の数を反映するために、その濃度から残っている卵胞の数が予想することができます。ただし「AMH」は卵子の質をそのまま反映するわけではありません。卵子の質は基本的に年齢(時間の経過)により影響を受けます。
さて、AMHは上記の報告によると、採卵数の目安になるという内容になりますが、そうであれば、AMHが低い方で35歳以上の方はやはり時間を大切にした妊活が重要になります。
AMHは卵子の質を反映するものではありませんが、採卵周期で採卵数が少ない場合は、妊娠までに時間がかかることになります。
35歳未満であってもAMHが低い方は、妊娠まで時間がかかって年齢を重ねた場合、採卵数が少なくなり、妊娠までにより時間がかかることが予想されます。
体内にある卵子の数は生まれつき決まっていて、増えることはなく、AMHを増やすことはできませんが、例えばAMHが低くても、刺激の種類を工夫したり、卵胞発育に重点を置いた 漢方 を使うことで反応し成長する卵胞を増やし採卵数を増やすことはある程度可能です。
採卵数が増えやすくなる方法を見つけるためには試行錯誤が必要ですので、刺激の方法でも 漢方 でも、その人にあった方法をいろいろ考えて試してもらえるところで妊活をすることが大切になります。うまくいかない方法で続けるのは時間もかかります。妊娠までの時間を少しでも短く、良い結果に結びつけるために施設選びは重要です。
採卵に適した方法は一人ひとりことなります。AMHが低くて採卵数が少ない、採卵できないというかたは、刺激の方法について相談したり、不妊治療・妊活に詳しい 漢方薬局 で相談したりしてみてください。
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