成熟卵が採れない時は〜刺激方法の工夫と漢方はり灸の併用

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

採卵ではより多くの成熟卵を得ることが重要ですが、なかな成熟卵が採れない方がいらっしゃいます。漢方やはり灸など中医学的なアプローチを併用することで、良い結果に繋がることがありますが、刺激の方法にも工夫することで成熟卵が取れやすくなることもあります。


漢方・はり灸では病院での刺激法が効果的になるようにサポートしたり、卵巣が疲れないように補ったり、内膜を厚くしたり、感受性が高まるように支えたりします。

 

病院での刺激はある程度は決まっていますが決まった方法があるわけではなく、どう刺激するかはそれぞれのクリニックで試行錯誤することになります。

 

どのような方法が良いのか日々研究されています。

 

今回、後ろ向きの研究ですが、刺激の方法で参考になりそうな報告があります。

 

2,546名の方を対象にした調査で、年齢、2,3日目の卵胞刺激ホルモン(FSH)とエストラジオール(E2)、投与したゴナドトロピンの総量(FSH、hMGを含む)、hMGの投与量、ゴナドトロピンによる治療日数、1日あたりのゴナドトロピンの投与量を調べました

 

その結果、ゴナドトロピンの総投与量が少なく、1日あたりの投与量が多かった場合に、未成熟卵の割合が高かったとしています。

 

つまり、1日あたりの刺激は少なくして、時間をかけて育てる方が成熟卵になる割合が高くなる可能性が示唆されました。

 

時間をかけた刺激で卵胞を育てることに抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、この報告では穏やかな刺激で少し時間をかけて育てることで成熟卵になる確率が上がるとしています。

 

後ろ向きの研究であるため注意が必要ですが、なかなか成熟卵を採卵できない場合は、考慮しても良いかもしれません。

 

成熟卵を採卵できない場合、漢方・はり灸で卵巣の反応性を高めたり、卵巣の負担を減らすことで、うまくいくケースが多々あります。

漢方・はり灸でのサポートは西洋医学的にはアプローチが難しい原始卵胞からの成長過程をサポートすることで妊活を成功に導きます。同時に刺激による卵巣の疲労の回復を促すことで、採卵できる期間を確保することができるようになります。

 

病院で妊活・不妊治療をされている方は、西洋医学的な方法だけでなく、中医学的なサポートを組み合わせることをおすすめします。病院の治療と協力して行う妊活は成功への道筋をしっかりとしたものにします。ぜひ、中医学的なアプローチも併用してください。

漢方をベースに、はり灸で定期的に調整する方法がおすすめです。

 

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