子宮筋腫とヨーグルト

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

子宮筋腫の予防にヨーグルト

子宮筋腫は30歳以上の女性の2〜3割にみられる「良性」の子宮腫瘍です。エストロゲンの影響を受けるので、月経があると徐々に大きくなります。

筋腫ができる位置によって、「漿膜下筋腫」、「筋層内筋腫」および「粘膜下筋腫」に分けられます。

子宮筋腫は無症状のこともありますが、月経痛、不正出血などがみられることもあります。大きくなると周囲の臓器を圧迫し、頻尿、排尿困難、便秘、また腰痛などの症状や、不妊や流早産の原因になることがあります。

子宮筋腫の治療には、薬物治療、対症療法、手術療法などがあります。

 

多くの女性に確認される子宮筋腫ですが、その予防にはヨーグルトとカルシウムの摂取が有効との報告があります。

 

前向きコホート研究で、1991年から2009年までの間に、81,590人の閉経前の女性から集められたデータを解析したところ、「週2回」乳製品を摂取した場合と、「週4回」摂取した場合では「週4回摂取した場合の方が、子宮筋腫のリスクが8%低下」したことがわかりました。

また、摂取した他の栄養素を調べたところ、「カルシウムとを合わせて摂取すると効果的」であることもわかりました。

 

ヨーグルトは体を冷やす!?

妊活している方の新規のご相談で、「ヨーグルトは体を冷やし、妊娠しにくくなると聞いたので食べなくなりました」という話を時々聞くことがあります。

ヨーグルトが体を冷やすことはありませんし、食べたことで妊娠しにくくなることもありませんので、妊活中に食べても問題ありません。できれば積極的に摂取していただきたい食べ物です。

ただ、朝食を「ヨーグルト+バナナのみ」ですと栄養バランスが気になりますし、冷たいものだけでの構成であるのも気になります。

薬膳的な考えで「体を温めるからよいもの」「体を冷やすから悪いもの」と判断したり、SNSなどで発信された情報を鵜呑みにしてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。

ヨーグルトは体を冷やすからダメと考えるのではなく、全体としての食事のバランスを意識して上手に利用してほしいと思います。

 

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