妊活の漢方についての研究報告

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

妊活で使用する漢方の効果を確かめた研究があります。

 

今年の初めに報告された内容なのですが、漢方としては珍しい、二重盲検化された、無作為のプラセボ対象の比較試験で、つまりはエビデンスレベルが高い研究で、漢方を使用するための強い根拠となる報告です。

 

研究では「卵巣反応が不良」な高齢妊活をされている方(中医学的には「腎気虚」と言われる状態です)に漢方薬を使った効果を検証しました。

その結果

 

「採卵数」

「正常受精率」

「培養成績」

 

が服用したグループの方が、服用しなかったグループに比べ、増加することが示されました。


「腎気虚」とは、西洋医学的には、「卵巣反応低下」「卵子数の低下」「体内の酸化ストレスの増加」「DNA修復作用の低下」「オートファジーや糖化レベルの変化」「好中球の炎症反応増加」などの「老化誘発」が引き起こされた状態で、この状態は妊活においては「不妊」につながりやすくなります。

 

今回の報告では、漢方を使用することで上記の状態を改善することが示されました。

 

使用されたのは「亀鹿二仙膠」という処方で、処方に使用されている「鹿の角」「亀の甲板」「枸杞の実」「高麗人参」は腎の病理学的変化を抑えて抗酸化活性の回復、血流改善のほか、E2、FSH、LHの調整により子宮内環境を整えたり、神経保護作用、抗老化作用を示すことがわかりました。

特に「鹿の角」「亀の甲板」「高麗人参」の組み合わせによりE2を増やすことができるようです。

 

また「腎気虚」と考えられる方と、そうではない方で「卵胞液内の代謝物」を比較したところ、その内容に違いがあることもわかりました。これらのことから、漢方の効果は主にアミノ酸代謝と脂肪酸代謝調節によるものかもしれないと推測しています。

 

実際に「亀鹿二仙膠」をエキス(粉)化した処方を使っていますが、これまでの経過よりも良い結果につながりやすくなっています。

 

妊活・不妊治療では「漢方」が強い武器になります。ぜひ漢方を取り入れてみてください。

 


▶︎ タナココの妊活漢方の特徴 ◀︎

西洋医学的には、卵子を積極的に守る方法はありませんが、漢方では「卵」を育てながら、発育途中のさまざまなストレスからどうやって「卵」を守っていくかも考えて処方を組み立てていきます。体の調子を整えるだけの処方ではないのが特徴です。ダメージから守られて育った卵は、良い結果に繋がりやすいので、妊活されている方にはぜひタナココのオリジナルの漢方を取り入れて欲しいと思います。


 

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