📱 SNSの「見えない疲れ」から心を守る
指先一つで広がる世界の裏側にある、静かな消耗朝起きてから寝る直前まで、私たちは無意識にスマートフォンを手に取り、画面をスクロールしています。
世界中のニュースや友人の近況が瞬時に手に入る便利さは、現代を生きる私たちの日常に深く溶け込んでいます。
しかし、その輝かしい画面の裏側で、私たちの心は自覚できないほどのスピードでエネルギーを削り取られているかもしれません。
今回の研究は、将来の医療を担う大学生たちの日常に焦点を当てたものですが、その結果は彼らだけに留まらない、デジタル社会を生きるすべての人への重要な示唆を含んでいます。
実は、この「情報の波」が引き起こす心の揺らぎは、中医学が古くから説いてきた「目」と「精神」の深い関係とも密接に結びついています。
では、今回の研究内容をもう少し詳しく見ていきましょう。
🧪 どんな研究?
この研究は、アフリカ・ソマリアのモガディシュ大学で、将来の医師や看護師を目指す「健康科学部」の学生268名を対象に行われました。
調査期間は2023年3月から5月にかけてで、彼らが日頃どのようにSNSと向き合い、それが心身にどのような影響を及ぼしているかを詳しく分析しています。
研究チームが注目したのは、1日のSNS利用時間が「3時間」を超えるかどうかという「境界線」です。調査対象となった学生たちは、授業の資料確認や小テスト、さらには成績のチェックに至るまでスマートフォンやタブレットを使いこなすデジタル世代。
生活に深く入り込んだ「SNS」という「インフラ」が、食生活や睡眠、そして心の安定にどのような影を落としているのか──統計的なデータでその実態を明らかにしています。
📊 どんな結果?
調査の結果、学生の84.7%が1日に3時間を超える時間をSNSに費やしていることがわかりました。
この「3時間」というラインを超えると、心身の状態は劇的に変化することが示されました。特筆すべきは不安感への影響で、3時間以下の利用者に比べて、不安を感じるリスクが22.2倍という驚くべき数値に跳ね上がっていました。
その他の指標についても、SNSの長時間利用は深刻な影響を及ぼしています。
- 社会的孤立(孤独感): リスクは約7.4倍に増加
- 精神的消耗(ひどい疲れ): リスクは約4.7倍に増加
- 睡眠障害: リスクは約2.7倍に増加
一方で、摂食障害についてはリスクが低くなるという興味深い結果も出ています。
これはSNS上で「ボディ・ポジティブ(自分の体型を肯定する考え方)」な情報に触れたり、他者との交流で安心感を得たりする側面が影響していると考えられます。
利用されているプラットフォームはFacebookが最も多く(30.6%)、主な目的は教育(38.1%)やエンターテインメント(33.2%)でした。
🌱 中医学の視点では?
SNSで大量の情報を受け取り続けることは、中医学の視点で見ると「血(けつ)」を過剰に消耗させる行為です。
今回の研究では、1日3時間を超えるSNS利用によって精神的な疲労感が4.7倍 、不安のリスクが22.2倍 にまで膨れ上がることが示されています。
中医学には「久(ひさ)しく視(み)れば血(けつ)を傷(やぶ)る」という言葉があり、目を使いすぎることは、心を安定させる燃料である血を減らす原因になると考えます。
血は精神を司る「心(しん)」の栄養源です。画面を見続けて血が不足すると、心の栄養が途絶え、不安や焦り、そしてひどい疲れを感じやすくなります。
SNSを閉じて目を休める時間は、単なる休憩ではなく、それは、心に栄養を届け、本来の穏やかさを取り戻すための大切な養生となります。
⌛️ 画面を閉じた先にある、自分を労わる時間
SNSは私たちの日常を豊かにする一方で、付き合い方を一歩誤れば心のエネルギーを静かに奪い去る要因にもなり得ます。
特に、1日3時間を超える長時間の利用が、不安のリスクを20倍以上にまで引き上げるという事実は、立ち止まって今の自分を見つめ直すきっかけを与えてくれました。
夜、充電器にスマートフォンを置いて画面から離れる。その数時間が、自分でも気づかないうちに削られていた何かを、少しずつ取り戻していくのかもしれません。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ご覧いただきありがとうございます
「なんか生きづらいな」
「なんか体の調子が良くないな」
と感じている方へ
漢方と鍼灸、心理学的アプローチを合わせた心身のケアで
日々の生活に彩りを添えるお手伝いをいたします
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
漢方薬局・鍼灸接骨院
&
吸い玉(カッピング)
足ツボ(リフレクソロジー)
ヘッドスパ・美容鍼
よもぎ蒸しサロン
《タナココ》
