こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
強いストレスを受けて心が不安定になっても人には回復していく力があります。
これを「レジリエンス(resilience)」と言います。これは誰でも持っている「心の回復力」です。
困難な状況でも、人には回復していく力がありますが、レジリエンスは生まれつき備わっているものではなく、そのスキルについて学んで身に付けることができます。
ではレジリエンスを高めるにはどのような点に注意したらよいのでしょうか。
レジリエンスを身につけるための方法として、アメリカ心理学会が提唱している10の方法があります。
1.大切な人とのつながりを大切にする
友人や家族など大切な人と良い関係を築く。地域の活動に参加したり、自分を気にかけてくれる人からのサポートは受け入れましょう
2.危機的な状況を乗り越えられない問題としてとらえないこと
無理と考えなければ方法は見つかります。また状況は変えられないものの、そのことをどう解釈するかで反応は変えられます。
3.変化は人生の一部だと受け入れる
自分の力では変えられないこともあります。そのような状況は受け入れ、自分が変えられる状況に目を向けるようにしましょう。
4.現実的な目標を立てて行動する
無理な目標ではなく、小さくても現実的な目標をたてて少しずつでも歩み続けましょう。
5.自分で決断し、行動する
問題から目を背けたり、じっとストレスに耐えたりするのではなく、苦手な状況でもとりあえずやってみましょう。
6.うまくいかないときは、自己発見のための機会だと思うこと
うまくいかず、悩んだり、努力したりすることで得られることがあるはずです。成長したポイントを探してみましょう。このことは経験として積み上げられます。
7.肯定的なセルフイメージを育てる
これまでに頑張ってきたことは次のチャレンジの大きな力になります。問題を解決しなければいけない時や決断をしなくてはいけない時に自分の問題解決力に自信を持ちましょう。
8.ものごとを大局的にみる 幅広く長期的な視点を持つこと
困難な問題に対峙した時、状況をあらゆる方向から捉えるようにしましょう。今のつらさにばかりとらわれてしまうと、ものごとを一方向しか見れず、解決できないと「もうだめだ」と感じてしまいやすくなります。もっと広い視野で、長い目でものごとを考えてみましょう。
9.楽観的でいる
困難な状況では、「解決できるだろうか」「○○になったらどうしよう」と考えて不安になってしまいます。そのような状況の中にあっても、「いつかは解決する」「〇〇していこう」といった希望的な見通しを維持して、良いことを期待しましょう。
10.自分を大切にする
自分の希望や感情をみつめて、心の声を聞きましょう。自分に必要だと思うこと、楽しいと思うこと、リラックスできることをしましょう。
それぞれ自分に当てはまるところを見直して、レジリエンスを高められるといいですね。
それでもどうしてもうまくいかない…そんなときは、漢方でのサポートやカウンセリングで一緒に考えていきましょう。
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