こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
漢方相談では『「舌」ちょっと見せてください』とお願いすることがあります。
「舌」は中医学では「内臓をうつす鏡」で「健康のバロメーター」です。
舌を観察することで以下の内容について考えます
1 正気の盛衰を判断する
2 病気の深浅を観察する
3 病邪の性質を区別する
4 病状の進退を推測する
5 臨床用薬を指導する
では具体的に何を見るかというと大まかに以下の内容を確認します。
・舌の色・光沢
・舌の形
・舌の動き
・舌の正気の有無
・舌苔の色
・舌苔の性状
をみます。
性状な舌はこの様な感じですが、
たとえば胃の調子が悪い時は、苔に変化が見られます。
苔が白くて厚い場合は「痰湿」の状態で胃腸が冷えて働きが低下している可能性があります。
黄色い苔が厚い場合は「湿熱」の状態で、肥甘厚味(脂っこいもの、甘いもの、味の濃いもの)の食べ過ぎで熱が発生し胃腸の働きが低下している可能性があります。
舌診は絶対的な指標ではありませんが、参考にしながら処方の調整をしていきます。
漢方薬局に相談に来られる際は、「舌」を観察させてください。
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