こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
最近の漢方相談でこんなことがありました。
「ちょっと前から肌が乾燥して痒いんです。」
もともとアトピー傾向にあった方ですが、しばらくは落ち着いていたものの、ちょっと前から肌の乾燥・かゆみのトラブルに悩まされていて、皮膚科を受診するとステロイドが処方される可能性が高いので、その前に漢方で症状を改善したいという相談でした。
肌の状態を確認し、その時の体調や体質に合わせて、保湿効果の高い漢方+かゆみ止めの漢方を飲んでいただきました。しばらく飲んでいただいて、症状はだいぶ改善してきているのですが、「あと一歩」のところからなかなか改善しません
改善してきている肌の様子を詳しく見てみると、最初の頃とは少し様子が違います。どうもインナーが触れる部分を中心に乾燥・かゆみが強くみられているようでした。
インナーにあまり触れない部分、圧力がかからない部分の肌の状態が改善してきてようやくわかりました。
原因はいくつかあるのですが、もともと敏感肌・乾燥肌だったことに加え、保温効果の高いシャツによる吸湿発熱効果( → 肌の乾燥)+化繊かぶれが重なっていたようです。
保温効果の高いシャツはをやめて、肌に刺激が少なく、肌触りのよい「綿」素材のものに変えていただき、様子を見て見たところ、肌の状態はさらに改善していきました。
「化繊」は時々悪者にされますが、「化繊」の素材が悪いわけではありません。
化繊で保温効果の高いインナーやシャツは間違いなく暖かいです。
ただ、中には合わない肌質や肌傾向の方がいらっしゃいます。
肌に触れる部分のインナーやシャツを変えてから肌が乾燥しやすくなったりかゆみが悪化したりするような場合は、身につけているものの「素材」を確認してみてください。
もともと、アトピー傾向がある方は要注意ですが、アトピー傾向の肌質は漢方で改善が期待できますので、特に冬になると肌が乾燥して痒くなる方は漢方での肌質改善をおすすめします。
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