こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
そろそろ赤ちゃんが欲しいなあと考えて、話し合い、調べて、妊娠に向けて行動を起こすことを一般に「妊活」といいます。
妊活にはいろいろありますが、まずタイミング法から始めることが多いと思います。排卵の時期を調べて夫婦でタイミングをとりますが、タイミング法では正確に排卵日を予測することが重要になってきます。
基礎体温や、検査薬を用いて自己流でタイミング法を始めても良いのですが、基礎体温や、排卵検査薬による予測が正確ではない場合があります。
病院で排卵のタイミングを予測する場合は、エコーによる卵胞径の測定、ホルモン値の検査、内膜の厚さ、経管粘液の状態などをもとに予測するため正確です。
エコーでは一番大きな卵胞(主席卵胞)の大きさをチェックしますが、卵胞径が12mm程度になると、1日あたり約2mmずつ成長するため、そこから排卵する卵胞径(18~22mm程度)までの日数を計算しつつ、その後も卵胞の大きさをチェックしながら、排卵日を予測します。
卵胞が育たない、内膜が厚くならない、ホルモンバランスが悪い、排卵しにくいなど、妊娠の妨げになる要因が見られれば、薬を使いながら行うこともあります。
自己流のタイミング法では判断材料が基礎体温と排卵検査薬しかありません。排卵日と思っていたが違っていた・・・ということはよくありますし、他の原因があっても分かりにくいこともあります。
タイミング法で妊娠すれば単にタイミングがずれていただけということになりますが、そうでない場合にはこの治療を概ね6周期ほど(女性の年齢が高ければ3〜4周期程度)続けても妊娠しない場合、このまま続けるかどうかを考える必要が出てきます。
原因がわかれば良いのですが、原因不明のこともあり、時間を無駄にしないためにも効果的な方法でタイミング法を行う必要があります。
また、排卵日=妊娠しやすいではありません。
妊娠しいやすいタイミングは、排卵の1〜2日前といわれています。
Wilcox AJ, Weinberg CR, Baird DD.”Post-ovulatory ageing of the human oocyte and embryo failure.” in Hum Reprod. 1998 Feb;13(2):394-7.をもとに作図
この時期を逃してしまうと確率は低下してしまいます。他の日で妊娠できないわけではありませんがもともと低いタイミング法の妊娠率がさらに低下してしまいます。
「タイミング法」でも病院のサポートがあるのとないのとでは、その確率は異なりますので、妊活を開始したらまずは受診をして基本的なチェックを受けながら、タイミング法を試してみてください。
通院が大変だからちょっと難しい・・・という方もいると思いますが、その場合、しばらく自分たちで基礎体温や検査薬で排卵日を予測しながら、1度は受診して自分たちの予測した排卵日と、病院で予測した排卵日の「ズレ」を知っておくと、正確に排卵日を予測しやすくなります。
ぜひ、自分自身の正確な排卵日を知った上でタイミング法を試してみてください。
タナココでは妊活を主に漢方・鍼灸などでサポートしていますが、中西医結合医療といって、西洋医学(病院での妊活)と合わせて行うと効果的になる中医サポートが受けられます。妊活を始める際に「漢方・鍼灸」が気になっている方は、タナココにぜひご相談ください。
このほか、妊活っていったい何をすればいいのかわからない…、不安や疑問がいっぱいで最初の一歩が踏み出せない…という方には、病院を受診する前に、まずは大まかな不妊治療の流れと基本的な内容や、タナココでできる妊活について説明いたしますのでまずはお問い合わせください。
ある程度具体的に考えて妊活を始めている方は、どのステップまで妊活を行うのか、いつまで継続するのか、また費用の問題などについて、それぞれの考え方をまとめておくとご相談がスムーズです。
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