生殖補助医療は早産・低出生体重のリスクを上昇させるのではないかと一部では考えられています。
しかしそれは生殖補助医療そのものの影響ではない可能性があります。
フィンランドからの報告です。
0~14歳がいる世帯からランダムサンプルとして20%にあたる65,723人を対象に分析したところ、4%にあたる2,776人が生殖補助医療を含む医学的補助(MAR)により生まれました。
MARとは、生殖補助医療(体外受精、顕微授精)に加え、排卵誘発、調節卵巣刺激、人工授精などを含めた概念です。
MARで生まれた子供と、自然妊娠で生まれた子どもの出生児体重、妊娠年齢、低出生体重リスク、早産リスクを比較したところ、MARで生まれた子どもの方が自然妊娠で生まれた子どもに比べ、出生児体重が61g軽く、早産のリスクが2.15%高いことがわかりました。
しかし、さらに調べたところ、2,776人の子どものうち、家族中に自然妊娠で生まれた子どもがおり、家族内分析をしたところ、出生児体重の差が31g、早産のリスクはの差は1.56%となり有意差はなくなりました。
つまりこれは、MARにより生まれた子どもの低出生体重リスクや早産リスクが上昇すると思われていたのは、MARそのものが影響しているわけではなく、それ以外の要因であることが考えられます。
MARを利用したかどうかよりも、妊娠中の体調管理で、早産・低出生体重にならないように、気をつけることが重要のようです。
妊娠中は漢方での体調管理がおすすめです、早産・低出生体重を予防しましょう。ご相談ください。
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