新型コロナウイルス肺炎の現時点での確定数
新型コロナウイルスの昨日の時点での情報です。(現在の状況はオンラインマップで確認できます。)
現時点での肺炎の確定数は
上海市53例
江蘇省48例
浙江省128例
安徽省70例
江西省48例
湖北省全域の感染症危険レベルは3(渡航中止勧告)です。
中国全土の感染症危険レベルは1(十分注意してください)ですが、当初はそれほど危険ではないと楽観視していた経緯を考えると、その危険レベルは慎重に判断する必要があります。
この現状を踏まえて春節休暇期間を2月2日(日)まで延期することを発表しています。
中国ではかなり異例な対策が取られています。
感染拡大防止のため,各地で公共交通機関(駅、空港、港)等での検査・検疫が強化されており、公共交通機関の一部区間運行停止など、上海市・各省をまたぐ国内移動を中心に規制措置がとられています。上海市では、武漢方面からの高速鉄道の運行を制限しているほか、地下鉄11号線と長距離バスについて、市をまたぐ路線区間を運休しています。市内外を結ぶ高速道路等でも検査が強化されています。
浙江省や安徽省でも高速道路、一般道等で検査が行なわれていたり、省をまたぐ水路旅客輸送業務が運休しています。
現時点では、国内で人から人への持続的な感染は認められていません。
まずは、インフルエンザ対策と同様の咳エチケットや手洗いなどの感染対策を行いましょう。個人でできる最大限の防御策です。
感染対策の注意点
・ アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻回におこなう。目、鼻、口などに触れるまえには手洗いをする。洗える時は顔洗いも行う。
・ 咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュなどで覆い、その都度ティッシュを捨てて、手洗いをおこなう。
・ 不特定多数の人と密閉された屋内で会うことを避け、体調不良のときは外出を控える。
・ ティッシュなど体液のついたものは蓋付のゴミ箱に捨てる。
・ 病人や動物(家畜や野生動物など)、その排泄との接触を避ける。
・ 食中毒の可能性がある、生肉や生乳などの食材を避ける。
・ 換気をよくする
・ 体を疲れさせない、しっかり休養する
・ 発熱があったらむやみに移動せずに、医療機関を受診する(登校・出勤しない)
などを徹底する必要があります。
現在、感染の疑いがある症状の患者さんの数はが2,684名、感染者との濃厚接触が確認されており経過観察中の方は2万1,556名おります。
潜在的な患者さんの数は多く、今後も増大が予想されています。
国家衛生健康委員会が1月22日に発表した「新型コロナウイルスによる肺炎予防管理方案(第2版)」では、潜伏期間は最長約2週間としています。
23日に公表した「新型コロナウイルスによる肺炎診療方案(試行第3版)」では、重症患者のうち一部は高熱の症状はなく、発熱していない患者もいるとしています。
帰国希望者調査
また、在中国日本大使館は湖北省に在留している邦人に対し、帰国希望者調査を行っています。
基本的に海外にいる場合は、コミュニティーがしっかりしている場合が多いので大丈夫だと思いますが、時々そのコミュニティーから離れて山奥へ行ったりして、情報が届きにくい場合もありますので、このお知らせが関係する方々になるべく広く伝わるよう、皆様の知人・友人など、周囲の日本人の方々に広く共有していただければと思います。
上海の情報になりますが、また春節後に戻ろうかと思われている方は上海へは戻るのは今の所避けた方がよさそうです。
現在現在、「重大突发公共卫生事件Ⅰ級」が発令されています。感染症に対して最大限の警戒です。
新型コロナウイルス感染、昨日の時点での最新情報(PDF)
中国での感染確定者2744名、海外では54例、そのうち死亡は80名です。
これらの数値から現時点での死亡率は2.8%です。
追記
1/28 時点では 感染者数 4516名 死亡者数 106名(死亡率 2.3%)となっているようです。
新型コロナウイルスの「地球上」での状況を確認できるオンラインマップがあります。
世界保健機構(WHO)と米国、欧州、中国の疾患管理センターのデータに基づいています。ほぼリアルタイムで状況を確認できますので、デマなどに振り回されないようにしましょう。
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