「年のせい」だけでは片づけられない不調の正体

最近、寝ても疲れが抜けにくい。
以前より回復に時間がかかる気がする。

こうした変化を感じると、「もう年だから」と自分に言い聞かせてしまうことがあります。

けれど、本当にそれだけなのでしょうか。

もしかしたら別の要因が重なった結果かもしれません。

年齢の影響とは考えにくい「不調」に非常に大規模なデータから答えようとした研究があります。イギリスの UK Biobank 約49万人を対象に、「人がどのように老いていき、なぜ早く亡くなる人がいるのか」を調べた研究です。

この研究の特徴は、遺伝的な体質だけでなく、喫煙、運動、睡眠、仕事、住環境、人との関係など、日常生活を構成する環境要因を網羅的に扱った点にあります。

研究者たちはまず、164項目の環境要因について、死亡リスクとの関連を一つずつ検討しました。

そのうえで

・すでに病気がある影響ではないか
・他の要因と強く重なっていないか

といった点を丁寧に除外し、最終的に25個の環境要因に絞り込んでいます。

さらにこの研究では、血液中のタンパク質データから算出した「プロテオミクス老化時計」を用いて、本当に老化の進み具合と関係しているのかを確認しています。

これは、血液中に含まれる約3,000種類のタンパク質の量の組み合わせから、
「体がどれくらい老化している状態か」を推定する方法です。

「体の老化が進んでいる状態」と結びつくかどうかを見た点が重要です。

その結果、25の環境要因がどのように死亡リスクと関係しているかがわかりました。

最も注目すべき結果は、死亡リスクのへの影響は、遺伝より環境の方が圧倒的に大きく、その影響は6〜8倍になることが示されました。

つまり、「どんな遺伝子を持っているか」よりも、「どんな環境で、どんな生活を積み重ねてきたか」が、老化や死亡リスクに強く反映されていたのです。

中医学では、体を単独の要素では見ません。動と静、昼と夜、働きと休み、そうしたリズムの総和として体調を捉えます。

この研究で重要だった要因も、運動、睡眠、疲労感、社会的な安定、人とのつながりといった「生活のリズム」でした。

一つひとつは小さくても、偏りが重なれば、体は静かに乱れていきます。中医学のその視点は今回の研究結果とも重なります。

この研究は、「これをすれば老化を防げる」という内容のものではなく、また因果関係についても慎重です。

それでも、老化がすべて遺伝で決まるわけではない、整え直せる余地がある、という事実をはっきり示しています。

まずは少し休む、少し整える。

その積み重ねが、未来の体を形づくっていくことを、この研究は約50万人分の人生を通じて教えてくれています。

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