「やさしさ」は健康の万能薬? 科学が証明した「人に優しくする」ことのすごいパワー

タナココ

「ありがとう」で炎症が鎮まる?

🌱「ちょっと疲れやすい」「気持ちが沈む」「誰かと話したい…」そんな時、あなたはどうしていますか?

実は、「誰かに優しくすること」が、自分自身の健康にも良い影響を与えることが研究で示されています。

今回ご紹介するのは、ハーバード大学やカリフォルニア大学の専門家たちが書いた、世界的に有名な雑誌に掲載された最新の研究です。

この研究は、やさしさ=向社会性(こうしゃかいせい)が、心と体の健康を守る「新しい健康法」になるかもしれない!というとても興味深い内容です。


目次

🧠現代のストレス社会と「向社会性」の必要性

コロナ禍を経験した今、多くの人がストレスや孤独感を感じていると思います。

そんな中で注目されたのが、「向社会性」と呼ばれる、人に優しくする・思いやる・信頼する・助け合うといった行動。

研究によると、こうした行動が心の健康だけでなく、実際に身体の病気の予防にもつながっていることがわかってきました。

薬やサプリだけでは解決できない「こころとからだの不調」に対して、「人と人とのやさしい関係」が大きな力を持っているのです。


🩺やさしさがもたらす体への「医学的」効果

この論文では、たとえばボランティア活動をした10代の若者が、たった4ヶ月後に血液中の炎症が減り、コレステロール値や体重が健康的に変化した、という驚きのデータが紹介されています。

また、慈悲の瞑想(他人を思いやる気持ちを育てる瞑想)を行うことで、心臓病リスクが下がるという研究結果もあります。

つまり、「やさしくする」ことが、ストレスを減らし、免疫力を高め、体の中の健康バランスを整えてくれるんです。


🏡社会全体を元気にする「やさしさの連鎖」

向社会性は個人の健康だけでなく、家族や職場、地域社会にも良い影響を広げてくれます。

実際、コロナのときに感染対策がうまくいかなかった国は、「みんなのために行動する」という意識が弱かったことも原因の一つと言われています。

だから、学校や会社、政府レベルでも、もっと「やさしさ」を育てる仕組みづくりが必要だと、この論文は提案しています。


📱スマホや地域でもできる「やさしさトレーニング」

最近では、スマホのアプリで瞑想を習ったり、学校で助け合いのプログラムを導入したりと、向社会性を育てる方法がたくさん開発されています。

高齢者が子どもに勉強を教える活動(Experience Corps)も、心のつながりを作ると同時に、認知症予防に役立つという結果が出ています。


🍵中医学から見る「向社会性」と健康のつながり

中医学では、人とのつながりや思いやりの気持ちは「心(しん)」に関係があります。

「心」は五臓六腑の中で、精神や感情を司る臓で、バランスが崩れると不安や不眠、動悸といった症状が出やすくなります。

人とつながることで「気(き)」がめぐり、「血(けつ)」も流れやすくなり、心身のバランスが整ってくる。

やさしさは「気血を養い、心を安んじる」大切な行動だと、中医学でも昔から考えられてきました。


💡今日からできる「やさしさ習慣」

・朝「おはよう」と一声かける
・SNSで誰かの投稿に「いいね」を押す
・誰かをほめる
・小さなボランティアに参加してみる

これらは全部、向社会性の一歩です。気負わず、自分にできることから始めてみてください。


🌈おわりに

「最近、なんとなく元気が出ない…」「体の調子がすぐれない…」そんな時は、少しだけ周りに目を向けて、誰かにやさしくしてみてください。

そして、もし不調が続くなら、ぜひ専門家に相談してみてください。

あなたの心と体を整えるヒントが、きっと見つかります。

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