嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、　真実は自ら探し求めなければ見つけられない

嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、　真実は自ら探し求めなければ見つけられない

ある絵本の一節です

誰かにとって都合のよい嘘が世界を変えてしまうこともある、わたしたちが生きる現代への警鐘とも言える絵本

真っ赤な表紙で「ドキッ」とします

発売されたのは2014年、当時は探せば見つかった「真実」

しかし、今では「嘘」はさらに巧妙になり「真実」は探し求めれば探し求めるほど「見つからない」「辿り着けない」状況にあります

情報の真偽を「検索」して確かめようとする人は、誤った情報を信じる確率が高くなるという研究があります

調べれば調べるほど、嘘や誤情報に絡め取られてしまうのです

また「SNS」では「検索」の内容に応じて次々とコンテンツをすすめてきますが、「検索」の内容が「不安」や「心配事」であれば、スクロールすればするほど、それを強化するコンテンツでスクリーンは溢れかえります

これはコンテンツに「釘付け」にするための「企業戦略」であって、「不安」や「心配事」の解消する仕組みではないからです

「検索」すればするほど、「SNS」を利用すればするほど、真実に近づけず、不安や心配事からも逃れられない…

回避するためには

「検索だけで真偽を確かめようとしない」
「不安や心配事があるときはSNSを利用しない」

ことと

「検索」や「SNS」以外の手段でも、「真実」に辿り着けるように、「不安」や「心配事」を解決できるようにしておくことが大切なのだと思います