子宮内膜症の発症の原因について

タナココ

子宮内膜症の根治につながる報告かもしれません

子宮内膜症は、生殖年齢にある女性の約 10%が罹患し、月経困難症や不妊症など多くの不調や問題を引き起こします

少子化に歯止めをかけるためには、この疾患をどう克服するかはとても重要な課題です

現在、治療はホルモン剤による薬物治療や手術などの外科治療ですが、薬物治療においては副作用の問題が、外科治療においては高い再発率が問題となっています

子宮内膜症の発症メカニズムとして有力な機序のひとつが解明されたことが大きな話題になっています

研究によれば、これまでほぼ無菌状態であると考えられていた子宮内膜において子宮内膜症の人から「Fusobacterium(フソバクテリウム)」 という細菌が高頻度に存在し、この感染が子宮内膜症の原因につながっている可能性を報告しています

フソバクテリウムは口腔内や腸管内にいる細菌ですが、歯周炎や大腸がんとの関連も指摘されている細菌です

フソバクテリウムが、血流などを通じて子宮内膜に感染すると、そこに「マクロファージ」という免疫細胞が浸潤し、その時に分泌される細胞増殖・分化に関係する「TGFβ(トランスフォーミング増殖因子β)」とうサイトカイン(細胞の働きを調節する分泌性タンパク)が子宮内膜の「線維芽細胞」に、「トランスジェリン」というタンパクを高濃度に発現させます

「線維芽細胞」は子宮内膜を構成する細胞の一種で、この「トランスジェリン」を発現した「線維芽細胞」は「子宮内膜症」の発症に重要な増殖能、遊走能、接着能を亢進させ、「子宮内膜症」の発症や進行を促進させるようです

動物実験での結果ですが、子宮内膜症のマウスに「フソバクテリウム」が感染すると子宮内膜症の病変が進み、「フソバクテリウム」 に有効な抗生剤で治療を行うと子宮内膜症が抑制されることがわかりました

さらに多くの研究を重ねる必要がありますが、「不妊症」の大きな原因の一つである「子宮内膜症」の治療法が確立されれば、不妊治療にも明るい光が差し込むことになると思います

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