こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
「ポジティブな考え方をすれば感じ方(感情)を変えることができる」
よく言われることですが、そうするのはとても難しいと思います。
調子が良い時であればまだしも、つらい時はおそらくほぼ不可能です。
考え方(認知)を修正していくためには色々準備が必要ですので、また別の機会で大丈夫です。
では、つらい時はどうすればいいのでしょうか。
変えられないのであれば、つらい時はそこから一歩後ろに下がってその時の感情は一時的なものとして、過ぎ去るのを待ち、その脅威から身を守ることが必要です。
そしてつらい感情が収まるのを助けるのに役立つのは、つらい感情に脳がパニックに陥ってしまわないように、脳に「安全」だというメッセージを送ることです。
脳は体のさまざまな情報を受け取っているので「体」から「安全」という情報を送り込む方法が、役立ちます。
例えば
あたたかい飲み物を飲むこと
体を健康的に動かすこと
ゆっくりと深呼吸をすること
安全や安らぎを感じられる「香り」に包まれること
などです。
このほかに、「セルフヘルプボックス」を準備しておいて、メンタルの緊急事態に備えるのも有用です。
常に身近に置いておき、つらい時に気持ちを落ち着かせるために利用しますが、箱の中身は、「これがあったら気持ちが落ち着くかも…」というものを準備しておきます。
好きな小説の気持ちが落ち着く「フレーズ」を書き起こしたものでもいいですし、触ると落ち着く小さなぬいぐるみでもいいです。
今のつらい感情を書き出すための「紙」と「ペン」があれば、その時の気持ちを書き出して感情を処理するのに役立ちます。
気持ちが落ち着くアロマでも、大好きな人の写真でも、気持ちが落ち着く曲のリストでも、好きなお茶や紅茶の茶葉でもなんでも詰め込んでください。
そして常に身近に置いておくようにしてください。
大切なのは、メンタルの緊急事態に備えることと、緊急事態に不適切な対処法(お酒、薬物、暴力など)に頼ったり、それで解決しないようにすることです。
なかなか扱いづらい私たちの「感情」ですが、感情は私たちに必要なことを教えてくれるという利点もあります。
一生付き合っていくものですで、付き合い方を上手に学んでいきたいですね。
漢方薬局・鍼灸接骨院 & よもぎ蒸し・吸い玉・リフレクソロジーサロン
タナココ