こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
胚盤胞に到達するまでの期間が妊娠率に影響すると言われています。
胚盤胞までの成長が遅めで、6日目に胚盤胞に到達した卵は、5日目に胚盤胞になった卵に比べると妊娠率は低下するとする報告があります。また、正常染色体率が5日目胚盤胞より低いという報告もありますので、5日目までに胚盤胞となった卵の方が状態は良いと考えられています。
一方で、6日目胚盤胞であっても、形態良好胚盤胞であれば、5日目胚盤胞と妊娠率は変わらないという報告もあります。
6日目胚盤胞では形態良好胚盤胞の確率は低い傾向にありますが、6日目であっても形態良好であれば良好な妊娠率が期待できるようです。
胚盤胞については上記のような認識です。初期胚については初期胚到達までの時間が影響するかどうかはよくわかっていませんでしたが、採卵から初期胚までの時間について調べた報告がありました。
報告では、採卵から初期胚までの到達時間と体外受精への影響について関係する因子は見つからなかったとしています。
初期胚到達以降の分割速度が重要なのかもしれません。
「卵の質」だけが、妊娠に影響するわけではありません。卵が育つ環境も成長に影響を与えますし、男性因子の影響もあります。分割に時間がかかったり、止まったりすると「卵の質」が問題とされることが多いですが、それ以外の原因の可能性にも目を向けて一つひとつ対策をとることで、妊娠・出産にたどり着く可能性が高まります。
漢方などは西洋医学ない視点でアプローチ、サポートすることができますので、なかなかうまくいかない場合は、併用を検討してみてください。
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