こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
病院での不妊治療中で、「黄体ホルモン剤を使いましょう」と言われることがあります。黄体ホルモン剤にはさまざまな使い方がありますが、今回は使い方についてではなく「黄体ホルモン(剤)と体温の関係」についてです。
黄体ホルモン剤については「体温が上がるもの」と「体温が上がらないもの」があります。
プロゲステロン ++
(ウトロゲスタン、ルティナス、ルテウム、ワンクリノン)
ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル +
(プロゲデポー、プロゲホルモン、プロゲストンデポー、プロゲステロン「F」)
*これらのお薬は現在発売中止になっています。
クロルマジノン酢酸エステル ++
(ルトラール)
メドロキシプロゲステロン酢酸エステル ++
(ヒスロン、プロベラ)
ジドロゲステロン -
(デュファストン)
ノルエチステロン ++
(ノアルテン)
このほか、黄体ホルモン剤の種類によっては血液検査で「P4」を測定したときに影響が出るものと出ないものがあります。
自分の体で分泌される「黄体ホルモン」は体温上昇作用がありますが「黄体ホルモン剤」は薬の種類によって異なります。
薬としての「黄体ホルモン剤」は「天然型の黄体ホルモン」ではなく、黄体ホルモン「類似物質」なのでこのような違いが見られます。
病院で治療を受けている方で「黄体ホルモン剤を使っても体温が上がらないのですが効いているのでしょうか」とご相談時に聞かれることがありますが、上記の理由からお薬を使っている場合は体温が上がらなくても「黄体ホルモン」としてはしっかり効いていますので安心してください。
▶︎ タナココの妊活漢方の特徴 ◀︎
西洋医学的には、卵子を積極的に守る方法はありませんが、漢方では「卵」を育てながら、発育途中のさまざまなストレスからどうやって「卵」を守っていくかも考えて処方を組み立てていきます。体の調子を整えるだけの処方ではないのが特徴です。ダメージから守られて育った卵は、良い結果に繋がりやすいので、妊活されている方にはぜひタナココのオリジナルの漢方を取り入れて欲しいと思います。
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