肥満と代謝異常
肥満と高血圧、高血糖、高中性脂肪血症、低HDL-コレステロール血症などの代謝異常のいずれか、またはどちらも該当する人は脳の老化が早まる可能性があるとの研究報告がありました。
米国心臓協会の年次集会(AHA 2019、11月16~18日、米フィラデルフィア)での発表です。
メタボは脳機能を低下させる
成人の約1/4がメタボリックシンドロームと言われています。メタボリックシンドロームは心臓病、糖尿病、脳卒中などのリスクを高めますが、この状態が脳に与える影響を調べました。
37〜55歳の2,100人以上の男女をMRIと認知機能テストで調べたところ、肥満または代謝異常、もしくは両方に関係のある人は脳の機能が低下していることがわかりました。
代謝異常のある人は総脳容積が少ないことがMRI検査の結果明らかになりました。
代謝異常があり、肥満の人では脳の重要な結合を担う白質部分に損傷の兆候が見られました。
認知機能テストでは、肥満の人は点数が低く、代謝異常のない肥満の人では、全般的な思考スキルテスト、言語記憶テスト、抽象推論テストが悪く、代謝異常のある肥満の人では、抽象推論テスト、視覚テスト、空間記憶テストで結果が悪かったとのことでした。
肥満や代謝異常は初期の場合、身体的には無症状のため、改善のための対策が遅れることが多々あります。
脳の老化を防ぐためには、できるだけ早い段階で異常に気づき、改善のための行動を行うことが大切です。
未病を治す
病気なる前の段階を、中医学・東洋医学では「未病」と言います。漢方・鍼灸で早い段階からのケアを行うことで、様々な重大な病気を予防することができます。代謝異常のチェックは、タナココではHbA1cや脂質がチェックできる血液検査もできますのでご利用ください。病院の薬を飲まずに済むようにお手伝いします。
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