ストレスとメタボ
悪いストレスは心にも体にも良い影響を与えません。
その一つとして「職場のストレスでメタボリスクが上昇する」という報告があります。
「ストレス」と「メタボ」がどのように関係するのか、その機序の解明はこれからですが、まずはそのストレスをどうコントロールしていくかが重要です。
ストレスを感じている労働者の割合
2015年には従業員のストレスチェックの実施が一定規模の事業者に対して法律で義務化されましたが、厚生労働省の平成30年「労働安全衛生調査(実態調査)」の結果によると、「強いストレスとなっていると感じる事柄がある」とする労働者割合が58%と半数を超えています。ここ数年は大きな現象も見られておらず、国や企業によるストレス対策が十分にされていないことがうかがえる結果となっています。
ストレスの体への影響
ストレスに対して抵抗しきれなくなると
・体
・心
・行動
に影響が現れます。
自律神経のバランスがくずれたり、イライラや不安を感じることが増えたり、暴飲暴食や生活習慣の乱れなどが引き起こされます。
その状態が長く続くと何かしらの「病気」を引き起こしてしまうこともあります。
ストレスはスパイス?
ストレスについて研究した生物学者であるハンス・セリエは「ストレスというものが存在しなければ、人間は滅んでいただろう。」といい、また「ストレスは人生のスパイスである」とも言っています。
しかし、私たちが生きる現代には、当時のセリエが生きた時代とはおそらく異なるであろう多種多様のストレスが存在し、「スパイス」ではなく、時に「激辛料理」そのものになることも少なくありません。
ストレスに対しては、早めの対処をすることが重要です。
ストレス対策
ストレス対処には「漢方・鍼灸」が奏功するケースがあります。症状がつらい場合は、西洋医学との併用することもありますが、症状が軽い段階にある状態で取り入れるとより効果的です。
これは、東洋医学は症状が出る前、病気の前段階である「未病(みびょう)」の状態を改善することができる医学だからです。さらには未病にもならないようアプローチが可能です。
西洋医学が苦手とする、病気になる前段階への対応が得意なのが東洋医学です。
東洋医学には、心と体を一つのものととらえる「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方があります。そしてこの考え方では西洋医学では重要と考えないような症状でさえも最大限に汲み上げ、病気につながるささやかな変化を敏感に捉え、負の連鎖にならないようにその芽を摘み取ります。
現代では、体と心を切り離して考えて対処しがちです。
体調が悪くなった時、例えば「胃の調子が悪い」と感じた時には「胃薬を飲む」といった対処だったり、心が疲れているけど、仕事で体を酷使したりしていないでしょうか。
このように体と心を切り離して考えると、からだ全体としてみた時に、非常にバランスの悪いものになってしまいます。
「漢方・はり灸」では、「心身一如」という考え方に基づき、「心」と「体」のバランスを考えて治療やメンテナンスすることで、様々なストレスから身を守ることができます。
ストレス対策にぜひ東洋医学である「漢方・はり灸」を取り入れてみてください。
ストレスレベルのチェック
ストレスレベルをチェックするweb上のコンテンツもありますのでチェックしてみましょう。
結果に気になる点があったら、ぜひご相談ください。
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