こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
脂質と卵子の関係
年齢を重ねるごとに妊娠力は低下すると考えられており、その妊娠力が低下する要因の1つとして、卵胞液の中の脂質の変化と関連があるかもしれないという報告があります。
35歳以上と35歳未満の女性の卵胞液中の脂質について調べた研究です。
その結果35歳以上の女性では特に中性脂肪が高い傾向にありました。
中性脂肪とは
中性脂肪は脂質の1種で、トリグリセライド、トリグリセリドともいいます。皮下脂肪として、また内臓脂肪として体内に蓄えられている物質です。中性脂肪はエネルギーの貯蔵庫であり、体温を一定に保ったり、臓器を守る働きがあります。
しかしなんらかの影響で中性脂肪が高い状態が続くと、コレステロールを含むレムナントと呼ばれる物質や、超悪玉コレステロールをはじめとする様々な物質が血管内に蓄積し血管を老化させ、動脈硬化を加速させます。
動脈硬化では様々な物質が血管内に蓄積して、血液の流れが妨げられるため、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などをが起こりやすくなります。
中性脂肪が卵子の質を低下させる可能性
今回の研究では、中性脂肪が血管の老化だけではなく、卵子の質の低下にも関与している可能性を示唆するものでした。
中性脂肪は食事の影響をよく受けます。食事と妊娠率の関係を報告する研究は以前より多くあります。
妊活でなくてもバランスの良い食事は必要ですので、もし妊活中の方で中性脂肪が高いと指摘を受けている方はぜひ食事の内容を見直してみてください。体も健康になり、卵子にも良い影響を与えると考えられます。
薬局での血液検査のすすめ
もし病院やクリニックで中性脂肪をチェックしたことがないという方はタナココでも脂質の簡易血液検査で簡単にチェックできますので一度ご相談ください。
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