移植後、妊娠初期の出血について

タナココ

移植後に「出血」が見られるととても不安になると思います

ホルモン補充周期で移植後、着床・妊娠が判明した後の妊娠初期の「出血」と「妊娠継続率」について調べた研究があります

2020年〜2022年の間、ホルモン補充周期で移植し、妊娠した320名のその後の転機を調べたものです

報告によれば、「47%(320名中149名)」の人が妊娠8週までに出血を経験していたことがわかりました

また、出血の有無で「妊娠継続率」を調べてみたところ

出血のあった149名中106名(71%)が妊娠12週の時点で、妊娠継続が確認され、出血のなかった171名中115名(67%)が、妊娠12週の時点で、妊娠継続が確認されました

出血の有無で妊娠継続率に有意差はありませんでした

胎児と母体をつなぐ胎盤(絨毛)は細い血管の塊で、妊娠初期の段階ではちょっとしたことで出血しやすい状態にあります

「胎盤」の構造は下の図のようになっています

「絨毛間腔」に母体血が噴き出して満たされている場所に、胎児血が「絨毛」を介して、栄養・代謝物質の輸送やガス交換を行います

もう少しわかりやすくいうと、「胎盤」は母体血のプールに胎児の絨毛が浸かっているような構造になっています

「病気がみえる vol.10 産科」より引用

上記のような構造になっているため、胎盤がしっかり作られるまでは、出血しやすいわけです

漢方では、妊娠初期の不安定な状態をケアする処方があります

問題のない出血であっても何度も続くと不安になり、それが胎盤の血流に影響を与えてしまう可能性もありますので、早めにケアをしていきましょう

また、出血が起きて、医師に相談したり、病院を受診する際には、出血の状態を正しく伝えることが大切になりますので、出血の経過や量などを確認し、メモなどに残しておきましょう

✔ 出血の色(鮮血、茶色、褐色など)
✔ 出血の量(ティッシュに付く程度、生理の時に近いなど)
✔ 血液の状態(塊の有無、ドロドロしている、サラサラしているなど)
✔ 出血した日時、出血の間隔
✔ 出血以外の症状(腹痛の有無、発熱の有無など)

妊娠中は、「安胎」と言って赤ちゃんを守る漢方処方があります

妊娠中のトラブル対策に役立ちますので、ぜひ漢方を取り入れてください

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