こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
6年19日、厚生労働省はニコチン依存症治療アプリの薬事承認を了承しました。
国内初の治療用アプリが誕生することになったわけですがとても画期的な取り組みです。
このアプリは、患者さん用と医師用のアプリ、呼気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定する携帯型呼気一酸化炭素濃度計数器(COチェッカー)で構成されています。
このアプリを使った禁煙率は、臨床試験では約13%アップしたそうです。
タバコは体にとって異物ですので、吸った時には気道の粘膜や粘液の働きで異物を除去するために、痰や咳が出ます。しかし長期にわたる喫煙はこの働きを低下させてしまいますので、禁煙を始めても症状がなかなか改善しないこともあります。禁煙することで気道の粘膜は回復していきますが、しばらくタバコの影響は残ります。
タバコをやめても症状が思うように症状改善していかないと、モチベーションも下がってしまいます。
そこで漢方の出番です。
漢方では体の状態を、「気・血・水(き・けつ・すい)」という3つの要素と、体の機能を担う「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」のバランスで考えます。
単にタバコを吸って気管支や肺が障害されただけとは考えずに、その背景を丁寧に探り、漢方独自の見方で体の不調の状態を捉えて処方を考えるので、回復もスムーズになります。
タバコの影響による咳・痰などの症状に対しては、例えば、清肺湯、滋陰降火湯、滋陰至宝湯、麦門冬湯など多くの処方がありますが、実際は体質なども考慮し、気血水、五臓のバランスを整え、からだ全体のバランスを回復させるために、いくつかの処方を組み合わせます。
そうすることで体調をスムーズに回復させることで、モチベーションを維持しつつ禁煙を成功に導くことができます。
漢方はきっと役立ちます。
使用される処方の中には、長期の服用に適さないものや高齢者や胃腸が弱い方は避けた方が良いものもありますので、漢方は相談して服用するようにしましょう。
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