睡眠の質と卵巣予備能

「睡眠の質の低下」は「卵巣予備能の低下」と関連しているとする研究報告があります

2023年2月〜2024年1月までの間、20〜40歳、1070名について「睡眠の質」について調査したものです

今回の「卵巣予備能低下」の定義は、

AFC＜7、またはAMH＜1.1ng/mL、または、FSH≧10mIU/mLとしました

調査では「睡眠の質」が低下していると考えられる人は約30％で、AFCやAMH低く、FSHが高いことがわかりました

これまでの報告では睡眠ホルモンである「メラトニン」は脳の松果体から分泌されるほか、卵胞中にも存在することがわかっています

「メラトニン」は卵胞液の中で強力な「抗酸化作用」を発揮し、さまざまな「酸化ストレス」から「卵」を守っていると考えられています

また、他の研究でも、「睡眠の質」が良いと、臨床妊娠率、出産率が高いことも示されています

妊活している人は「睡眠の質」の改善もかなり重要なポイントになってきます

23時には寝ること
朝日を浴びること
朝食はバランスよく摂ること

そしてこれらのリズムを崩さないこと

妊活・不妊治療だけでなく、健康に生きていくためには「睡眠の質」が確保されているかどうかがが重要です

もし、「睡眠」に不安を抱えているのであれば、漢方・鍼灸などの身体バランスを整える選択肢を取り入れてみてください