皮膚と内臓の関係

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

皮膚は内臓の鏡・・・?

 

皮膚は人体の中で一番大きな臓器で、外界から臓腑を守っています。中医学では皮膚は内臓の鏡とされ、体と心の状態と密接に関係すると考えられています。

皮膚にトラブルがあれば内臓(五臓)にトラブルがあると考えて、どのようにバランスを崩しているのかを確認し、漢方薬を利用してバランスを整えていきます。

例えば、体のどこかに「血」の滞りがあれば、皮膚で血の滞りが生じてシミができやすくなったり、体のどこかに「血」や「水」が不足していれば、皮膚は乾燥しやすくなったりします。体に余分な水分を溜め込んでいれば、皮膚にトラブルがあった時ににジュクジュクしやすくかったり化膿しやすかったりします。

 

皮膚のトラブルは、体の中の状態が反映されたものですので、皮膚の表面だけをケアしても体の中の状態が改善されず内臓の機能が回復しなければ皮膚のトラブルは繰り返し起こります。

中医学では皮膚の状態は、皮毛(ひもう=肌の表層)を主る「肺」の機能の低下と考えたり、皮膚を栄養する「血」を蓄える働きのある「肝」の機能の低下が関連することもあります。

また、「アトピー性皮膚炎」などの場合は、もっと根本の「皮膚」や「血」をつくる機能の低下が影響していると考え消化・吸収とを担当する「脾」の機能の低下を考えて治療を行います。

 

一言に皮膚のトラブルといっても中医学では様々な原因を考えます。原因はわかりやすいものもあれば、複雑に絡み合うものまであります。

 

不調がある時その不調の部位は一つだけではないことがほとんです。からだの中はすべて繋がっていますので、不調の影響はその他の部位に波及します。

不調があれば不調の原因、不調の部位、その不調の波及先を考えて、トータルでバランスを整えようとするのが中医学的なアプローチで、その環境づくりが養生です。

これがうまくいくとすべてが「調子よく」なっていきます。

 

体調不良が続いてなかなかよくならない・・・と感じることがあれば、一度中医学的なアプローチを検討してみるのも良いと思います。特に皮膚トラブルが頻発している場合は早めにご相談を!

 

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