漢方の抗酸化作用と卵胞の保護

卵胞や受精卵はストレスに非常に弱く、妊活では細心の注意が求められます。

 

特に体外受精で凍結胚を用いたARTの際には、酸化ストレスを軽減させることで体外受精の成功率を高められる可能性があります。

酸化ストレスの影響を調べた研究報告があります。

マウスの卵子を用いた実験で、4日目胚盤胞をガラス化法で凍結、融解後培養し、移植し、この過程で、抗酸化剤を使用した場合と、使用しなかった場合とで比較しました。

この間、抗酸化剤を使用せずに凍結した胚盤胞は、細胞数が少なく、アポトーシスが高くなっていました。

抗酸化剤を使用した胚盤胞は内部細胞塊(ICM)の細胞数、総細胞数、拡張面積、体重、身長が大きくなっていました。

また、抗酸化剤を使用した凍結では、ヒストンのアセチル化の低下が確認されています。(生殖補助医療での受精卵ではアセチル化レベルの上昇などが報告されており、受精卵の正常性に大きく関わっていることが報告されています。)

これはマウスの卵子を用いていますので、抗酸化剤をヒトの場合にも用いるかどうかは今後の研究が必要です。

胚の凍結では活性酸素が増加します。細胞への酸化ストレスを減らすことが成功のために重要なポイントの一つです。

 

漢方処方に使用される生薬には抗酸化作用を持つものが多数あります。

タナココでは漢方処方の持つ抗酸化作用も考慮しながら病院での治療をサポートしています。タナココの漢方サポートは西洋医学的治療との相性も考えて行なっておりますのでお試しください。

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