流産と運動と妊孕性の関係について

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

「運動」と流産歴のある方の妊孕性(妊娠のしやすさ)との関係についての研究があります。


今回の研究は、18〜40歳で、過去に1〜2回の流産歴のある1,214名の女性について、妊活中の最大6回の月経周期を追跡し、その間のBMIや運動量などとの関係について調査したものです。


調査の結果、「運動」は妊孕性の改善に有効で、その効果は「BMI」によって変わることがわかりました。

「BMI」が25以上の女性では、10分以上ウォーキングすることで妊孕性は改善され、さらに、1週間に4時間を超える運動すると、BMIに関係なく、妊孕性が改善されることも示されました。

 

「運動」はさまざまなメカニズムを通じて妊孕性を高める可能性が示唆されています。「運動」することで、肥満を解消させホルモンバランスを整えるだけでなく、ストレスや不安を軽減させ、妊孕性を高めるのではないかと考えられています。

一方で極端に高い強度の「運動」は月経周期障害に関連している可能性があるので、がむしゃらに運動すれば良いというわけではありませんので注意が必要です。

 

今回の研究は、1〜2回流産歴のある女性で構成されているのが特徴です。

早期に起こった流産の原因で最も多いのが赤ちゃん自体の染色体等の異常で、これは受精の瞬間に「流産の運命」が決まり残念ながら防ぐことはできません。

しかし、繰り返す流産の場合メンタルケアや運動を取り入れることで流産率を低下させる可能性があると言われています。

 

流産を経験すると、妊娠すること自体に不安を感じることも多いです。繰り返す場合は不安はさらに強いものになります。明らかな原因がわからない場合何をしたら良いのかわからなくなることがあります。

今回の研究は、運動、体重のコントロールは流産後の妊孕性回復のために役立つ可能性を示唆したものです。できることを一つずつ積み重ねて妊娠・出産を目指しましょう。

 

 


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西洋医学的には、卵子を積極的に守る方法はありませんが、漢方では「卵」を育てながら、発育途中のさまざまなストレスからどうやって「卵」を守っていくかも考えて処方を組み立てていきます。ダメージから守られて育った卵は、良い結果に繋がりやすいので、妊活されている方にはぜひ漢方を取り入れて欲しいと思います。


 

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