殺虫剤の使用が男女比に与える影響について

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

環境省のエコチル調査としての約5万人のデータを用いて父親の化学物質への職業性ばく露と出生児の性比の関連について解析した報告があります。

大規模出生コホート調査において、父親の化学物質へのばく露が子どもの性比と関連する可能性を示した報告です。

報告の内容は、パートナーの妊娠前に週に1回以上殺虫剤を使用する職に就いていた父親との間に、生まれてきた子どもの男女比において、男児の割合が低くなっていたとするものです。

ヒトの場合平均すると女児よりも男児の方が多く生まれる傾向がありますが、近年は成果的に男児の割合が減る傾向にあると言われています。

 

ちなみに日本の男女別人口の推移は以下のようになっています。


男女別人口<相模原 漢方 鍼灸 接骨 タナココ>

令和2年度国勢調査


 

報告は、仕事での化学物質の使用やその頻度を質問票への回答によって評価したものであり、また殺虫剤の種類が不明である点については注意が必要ですが、男女比の変化の原因の1つになっているのかもしれません。

 

化学物質が人体に与える影響が知られるようになってからだいぶ経ちますが、その悪い影響の報告は増える一方で、その使用はなかなか減りません。妊活にも悪い影響を及ぼす報告も増えています。

私たちがこれからも健康的な生活を続けていくためには、生活の中から少しでも化学物質の影響を減らす工夫をしていくことも重要になっていくのではないかと思います。

 

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