「PRP」とは「多血小板血漿」のことで、これを用いて、子宮内膜、卵巣の活性化を促します。
・「PRP卵巣注入療法」とは自分自身の血液から抽出した高濃度の血小板(platelet-rich plasma:PRP)を卵巣内に注入する方法です。
・血小板は、出血を止める作用の他に、成長因子(PDGF・TGF-β・VEGF・EGF等)細胞の成長を促す物質を含みます。
・これまでにPRP療法は皮膚の若返り、脱毛、関節炎などで用いられていますが、確立された治療法はまだ存在せず、現在も有効性を判断するために研究が行われています。
PRP療法は、整形外科や歯科などではすでに行われている再生治療で、近年、メジャーリーガーなどプロスポーツ選手のケガの治療にPRP療法が行われたことからも注目を集めています。
PRPは子宮内膜に用いる方法と、卵巣に用いる方法があります。
子宮内膜に対するPRP療法は子宮内膜の組織を修復し、受精卵が着床しやすい環境を整え着床率を上げる方法です。体外受精において子宮内膜が薄いケースや、反復着床不成功例に試されます。
卵巣に対するPRP療法は、卵巣の組織を修復して、卵胞の発育を促し、卵子の質を上げたり、採卵数を増やしたり、胚盤胞の到達率を上げる方法です。卵巣の機能が低下して卵胞が発育しない、早発閉経の方に試されます。
子宮内膜に注入する手順
卵巣に注入する手順
静脈血を20ml採取し、遠心分離機で血漿部分を抽出します。調製したPRPを子宮内膜への投与の場合は、約1mL、卵巣への投与の場合は0.5mLずつ両側の卵巣に注入します。
「子宮内膜」の場合は、移植周期に2回投与します。目安は1回目は月経10日目前後、2回目は月経12日目前後となります。子宮内にはカテーテルで注入します。
「卵巣」の場合は、採卵で使用する採卵針もしくはそれ以下の細い針を用いて卵巣に注入します。月経終了から排卵まで(月経周期5〜10日目)の間に行います。効果が出るまでに1〜3カ月かかると言われています。またその効果が数ヶ月続くと言われています。
PRPを使用した場合の効果については、すぐに劇的な変化が現れるわけではなく、だんだん良くなっていくという感じですが、卵巣の機能低下し始めてからの期間が長いとPRPを卵巣に投与しても効果がでにくい場合があります。
PRPを使用した治療法は近年広く行われれるようになっています。
他の分野では確率された治療法ですが、PRPの卵巣、子宮内膜への効果については、血小板因子の効果なのか、もしく機械的な刺激によるものなのか、これからさらに作用機序などを解明していく必要がありますが、卵巣の反応性の低下により卵胞がなかなか育たない、内膜の感受性が低下してなかなか着床しないなど、結果がでない場合は、選択肢の1つになり得る治療法です。
卵巣や子宮内膜の活性化を促すこれらの治療法は、漢方や鍼灸のような体のバランスを整える治療法ととても相性がよいため、併用することでより結果につながりやすくなります。
PRPだけでなく、西洋医学的な治療と中医学・東洋医学的な治療はお互いの苦手な部分を補うことで、妊活・不妊治療を効果的・効率的に進めていくことができます。
結果がなかなか出ない時は、漢方や鍼灸などの西洋医学的治療とは違う視点を組み合わせることで、治療を進めていくためのきっかけにすることができます。妊活・不妊治療ではぜひ漢方や鍼灸を組み合わせてみてください。
PRPを用いた治療と漢方・鍼灸を併用して、結果につながった症例も経験しております。
悩んだらまずはご相談ください。
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